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ネトウヨなんていない

2012/10/30 23:25

 

             

 

ネトウヨ。

 

ネットの闇に潜み、危険なウヨク思想に囚われた反社会的な人々を指す言葉。最近ではマスコミも注目し、新聞やテレビの報道番組でも「ネトウヨ」の言葉を見聞きする。しかし、画面の向こうに座るネトウヨの正体は定かではない。

 

ある有識者は、ネトウヨとは引き篭りやニート等の負け犬集団と言う。

 

ある漫画家は、ネトウヨとは年収200万以下の人生の負け組み集団と言う。

 

またあるマスコミは、ネトウヨとは閉塞した社会が生み出した差別主義者達だと言う。

 

分析内容は様々あれど、概ね共通している認識は、彼らは人生の負け組み、あるいは思想や性格の歪んだ人々で、ネットの匿名性を利用して他者を貶めている、ということだろうか。しかし、それらを解説するお利口さんぶった識者らを見るたびに、no-risuは静かに失笑する。

 

何故なら、ネトウヨなんか存在しないのだから(笑)。

 

             

 

ネトウヨの語源はネット右翼で、その言葉自体は昔からあった。しかし、ネトウヨという単語が市民権を得たのは比較的最近で、no-risuの認識では2007~2009年頃だ。ちょうど、マスコミが大々的な自民バッシング・民主党応援キャンペーンに狂っていた頃になる。

 

ネトウヨの普及と、マスコミの自民バッシングには密接な関係があった。当時のマスコミ報道は異様で、特に安倍・麻生バッシングには目を覆いたくなる幼稚で下品なバッシングが吹き荒れていた。理解不能の民主党宣伝報道も併せ、2chでは疑問を呈する声が高まった。

 

どういうわけか、マスコミ報道に批判的な書き込み、あるいは民主党の政策の欠陥を指摘する書き込みに対し、常に幼稚な反論を書き込む膨大な単発IDが現れた。反論以外にも、安倍総理などを中傷するアスキーアートも大量にばら撒かれた。

 

「反メディア・反民主党」VS「反自民党・親民主党」、そんな勢力関係を思い浮かべれば分かりやすい。前者は論理的、後者は感情的、といった特徴もあった。両者はしばしば論戦を交わしたが、論理派は連戦連勝を重ねた。

 

当然だ。論理派対感情派以前に、そもそもマスコミの下劣な自民党バッシングや、詐欺フェストの民主党を擁護したって勝ち目は無いのだ。連敗を続ける「反自民党・親民主党」派には、負けるとすぐにキレる、という特徴もあった。

 

キレるとどうなるか、誹謗中傷のレッテル張りをして議論から逃げるのだ。そして、その誹謗中傷レッテルこそが「ネトウヨ」だった。論理派はその様に辟易して、「民主党 批判すれば みなウヨク」なんてネトウヨ連呼を揶揄する俳句も流行った。

 

こうして、ネトウヨという言葉がネットで広く認知されることになった。では、ネトウヨを連呼した、およそ日本人らしからぬ下劣な感情派とは何者だったのか。一説には、朝日新聞が仕掛けた大掛かりなネット世論操作だったと言われている。

 

              

 

この説には有力な証拠があり、実はno-risuもリアルタイムで「証拠」を見ていた。だから、no-risuはこの説を信じている。

 

日頃の2chの書き込みと傾向が異なる点から、「感情派の書き込みは不自然だ」と指摘され、早くから何者かの工作が噂されていた。中でも朝日新聞は最有力容疑者で、真偽は不明だが工作に関する内部告発も寄せられていた。

 

そんなある日、2chが朝日新聞からの書き込みを遮断した。2chの運営発表によると、遮断した理由は「朝日新聞社からのアクセスが不自然に多かった」からだという。そして、朝日新聞からのアクセスが遮断されると2chの様子が一変した。

 

あれほど猛威をふるっていた感情派の書き込み、下品なアスキーアートの無差別投下がぴたりと止んだのだ。まるで台風一過の空のように、2chは静かな平穏に包まれた。それに驚いたのは「反メディア・反民主党」の論理派だ。

 

「どうなっている?」「いつもの連中はどこに消えた?」「〇〇板からも消えている!」「平和だ・・・」、なんて書き込みが溢れた。今でもはっきり思い出すが、あれは本当に衝撃的な光景だった。

 

つまり、ネトウヨとは朝日新聞の工作活動が生み出した偶像に過ぎない。特定の母集団が存在するわけではなく、偏向報道や民主党の政策に疑問を抱いた、ごくごく普通の人々こそがネトウヨの正体だ。

 

その後、ネトウヨを覚えたネトサヨ連中が、意見の異なる相手に「ネトウヨ」のレッテルを貼るようになった。議論しても負けるからで、その習性は朝日の工作員となんら変らない。都合が悪くなるとネトウヨと決めつけ、それをもって勝利宣言するアホ共だ。

 

それが今ではネットを飛び出し、マスコミが「ネットウヨクと呼ばれる人々が~」なんて深刻そうな顔して保守派批判の道具にしている。これが滑稽と笑わずにいられるか(笑)。ネトウヨなんて存在しない、それが事実だ。

 

             

 

 

 

カテゴリ: 政治も  > 社会政策    フォルダ: 指定なし

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