2009年6月の「体罰の会」シンポ 社会問題
またまた久々の更新。
Twitter上で知人が「体罰の会」についてツイートしていたので、そういえばあの会のシンポに私は前にいったんだったなーと思い出し、その集会のチラシはスキャンして保存してあったので、そのチラシ画像(以下に貼付けたもの)を軽い気持ちでツイートしてみたのが日曜日のことだった。


その後、この画像がものすごい勢いでRTされ、拡散していった。こんなにツイッターでRTされたのは初めてだと思う。私自身のツイートだけではなく、ほかの人たちがこの画像についてRTしたものに私の@が載っていたことも多かったので、私の@エリアは大変なことに。ツイッターの人気ユーザーとかって、常に@エリアってこんな感じなのかもしれない、と初めて理解した気がする。これはとてもじゃないけど全部見るのは無理だわ...と。
まあでも、自分がポストした画像がこんなに反響をよんだのは有り難いことではある。そして、ちらほらこの画像がコラなのではないかという疑惑もでてきたりしていたが、残念ながら完全なる本物。
Togetterにも関連まとめができたりしていたので、記録もかねてご紹介。
「体罰の会」と「キリストの幕屋」
そもそもこの集会の前に、小さな保守系会合(小さいと知らないでいったら小さな会で焦ったという)に出かけ、そのときに隣に座ったのが「体罰の会」の関係者のようで(「戸塚ヨットスクールを支援する会」の封筒もってた)そこで集会チラシをいただき、話をちょっとして、チケットを買ったのだった。あの頃は、保守系集会にできるだけいろいろ行ってみようとしていた時期。ちなみにその小さな会には、遅れて戸塚宏氏が登場。円卓のような座席配置で、彼は私から真正面にあたるところに座ったのだった。「この人があの戸塚宏」と思って、緊張したのを覚えている。
体罰といえば、私はこのブログの「千葉県管理教育シリーズ」でつらつら以前書いたように、自分自身が相当に受けてきた経験をもっており、とんでもなかったと今でも思っている。そんな中、このチラシはかなり衝撃ではあり、ああこれはちょっと見てみたいなあと思った。それに加え、石原慎太郎都知事と桜井よしこ対談も、パネルディスカッションのパネリストも保守業界的には大物もいたりして、ちょっとこれは生でみてみたいと思ったのだった(要するにミーハー)。
ツイッターでも書いたように、受付エリアにいくやいなや、ずらーっといた「キリストの幕屋」髪型の女性たちがとにかく印象に今でも残っている。受付などスタッフに幕屋の人たち動員しまくっている雰囲気が明らかだった。豪華な会場ではあり、ソプラノ歌手の歌はあるわ、盛りだくさんのメニューではあったが、盛りだくさんすぎてぐだぐだ感がある集会でもあった。
生でみた石原慎太郎都知事(当時)は、支持者層にむかってどんな話をしたらうけて、喜んでもらえるかを熟知した話ぶりだった。政界裏話的なものをすごくうまく使っての話。この人はこうした効果を熟知してやっているんだろうなと思わざるを得ないものがあった。彼の話はたしかに聞かせるものであり、次にはどんなネタがくるんだろう、失言はくるのか、どんな裏話をもっと話してくれるのか、的な、ある種のワクワク感があった。そう自分自身も感じてしまったことに支持者でもなんでもない私はかなり複雑な思いも抱きつつ、会場を後にしたのを覚えている。
だけど当時、この集会はとくに話題になったわけでも、問題視されたわけでもなかったように思う。すでにツイッターもあった時代で、津田大介さんがツダってもいたのに、そんなに話題になった覚えもない。だが、3年半がたって、今、このチラシがこれだけ問題視されたというのは、やはり様々な体罰関連のニュースが相次いでいるからでもあるのだろう。
逆に、この集会がとくに問題ともならないような社会状況がつい最近まで続いてしまっていた、といえるのかもしれない。
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Twitter上で知人が「体罰の会」についてツイートしていたので、そういえばあの会のシンポに私は前にいったんだったなーと思い出し、その集会のチラシはスキャンして保存してあったので、そのチラシ画像(以下に貼付けたもの)を軽い気持ちでツイートしてみたのが日曜日のことだった。
その後、この画像がものすごい勢いでRTされ、拡散していった。こんなにツイッターでRTされたのは初めてだと思う。私自身のツイートだけではなく、ほかの人たちがこの画像についてRTしたものに私の@が載っていたことも多かったので、私の@エリアは大変なことに。ツイッターの人気ユーザーとかって、常に@エリアってこんな感じなのかもしれない、と初めて理解した気がする。これはとてもじゃないけど全部見るのは無理だわ...と。
まあでも、自分がポストした画像がこんなに反響をよんだのは有り難いことではある。そして、ちらほらこの画像がコラなのではないかという疑惑もでてきたりしていたが、残念ながら完全なる本物。
Togetterにも関連まとめができたりしていたので、記録もかねてご紹介。
「体罰の会」と「キリストの幕屋」
そもそもこの集会の前に、小さな保守系会合(小さいと知らないでいったら小さな会で焦ったという)に出かけ、そのときに隣に座ったのが「体罰の会」の関係者のようで(「戸塚ヨットスクールを支援する会」の封筒もってた)そこで集会チラシをいただき、話をちょっとして、チケットを買ったのだった。あの頃は、保守系集会にできるだけいろいろ行ってみようとしていた時期。ちなみにその小さな会には、遅れて戸塚宏氏が登場。円卓のような座席配置で、彼は私から真正面にあたるところに座ったのだった。「この人があの戸塚宏」と思って、緊張したのを覚えている。
体罰といえば、私はこのブログの「千葉県管理教育シリーズ」でつらつら以前書いたように、自分自身が相当に受けてきた経験をもっており、とんでもなかったと今でも思っている。そんな中、このチラシはかなり衝撃ではあり、ああこれはちょっと見てみたいなあと思った。それに加え、石原慎太郎都知事と桜井よしこ対談も、パネルディスカッションのパネリストも保守業界的には大物もいたりして、ちょっとこれは生でみてみたいと思ったのだった(要するにミーハー)。
ツイッターでも書いたように、受付エリアにいくやいなや、ずらーっといた「キリストの幕屋」髪型の女性たちがとにかく印象に今でも残っている。受付などスタッフに幕屋の人たち動員しまくっている雰囲気が明らかだった。豪華な会場ではあり、ソプラノ歌手の歌はあるわ、盛りだくさんのメニューではあったが、盛りだくさんすぎてぐだぐだ感がある集会でもあった。
生でみた石原慎太郎都知事(当時)は、支持者層にむかってどんな話をしたらうけて、喜んでもらえるかを熟知した話ぶりだった。政界裏話的なものをすごくうまく使っての話。この人はこうした効果を熟知してやっているんだろうなと思わざるを得ないものがあった。彼の話はたしかに聞かせるものであり、次にはどんなネタがくるんだろう、失言はくるのか、どんな裏話をもっと話してくれるのか、的な、ある種のワクワク感があった。そう自分自身も感じてしまったことに支持者でもなんでもない私はかなり複雑な思いも抱きつつ、会場を後にしたのを覚えている。
だけど当時、この集会はとくに話題になったわけでも、問題視されたわけでもなかったように思う。すでにツイッターもあった時代で、津田大介さんがツダってもいたのに、そんなに話題になった覚えもない。だが、3年半がたって、今、このチラシがこれだけ問題視されたというのは、やはり様々な体罰関連のニュースが相次いでいるからでもあるのだろう。
逆に、この集会がとくに問題ともならないような社会状況がつい最近まで続いてしまっていた、といえるのかもしれない。
紅白での美輪明宏「ヨイトマケの唄」
久々にみたが、浦島太郎状態の私にとって、わけわからない曲ばかりが続いていた昨晩の紅白歌合戦。でも美輪明宏「ヨイトマケの唄」だけはがっつり集中して聴いた。圧倒的なパフォーマンスだった。
Youtubeに動画が載ってたのでアップ(のつもりが削除されてたので、dailymotionにあったのを。)
ヨイトマケの唄 美輪明宏 紅白歌合戦 2012/12/31 投稿者 eichandayo
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Youtubeに動画が載ってたのでアップ(のつもりが削除されてたので、dailymotionにあったのを。)
ヨイトマケの唄 美輪明宏 紅白歌合戦 2012/12/31 投稿者 eichandayo
謹賀新年 日々の出来事、雑感
明けましておめでとうございます。
昨年、一昨年とお正月はモンタナで過ごしていましたが、今年は2年ぶりに日本で新年を迎えることになりました。やはりアメリカのなんだかあっけなく終わってしまう年末年始にくらべ、日本は年末年始の盛り上がりがあっていいなあと思いつつ過ごしております。
日本に来て3週間ほどたち、その間は保守運動に関する調査の関係であちらこちらを飛び回っていました。いろいろな新しい方々にお会いできて勉強になる反面、ひどい風邪をひいてなかなか苦労もしましたが、ようやく風邪も治ってきた感じです。とりあえずお正月の間は、いちおうやらねばならない仕事はあるのだけれども、飛び回る必要はないので気が楽な面も。
昨年は、ようやくこの5年ほど取り組んでいたフェミニズムと保守運動の係争に関する調査が一段落し、『社会運動の戸惑いーーフェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(勁草書房)という共著の書籍にまとめることができました。書籍については、関西学院大学先端社会研究所、早稲田大学フェミニズム研究会にて読書会を開いていただいたり、個人的にも、またネット上でもたくさんのコメントをいただき、感謝しております。私自身も再度考えさせられることが多々あり、今後の調査に反省点も生かしていこうと思っています。
あと、今年は『戸惑い』本の調査執筆の陰にかくれてしまっていた、「行動する女たちの会」についての博論をなんとか書籍にまとめるという仕事をせねばと思っています。さらに行動する会関係では別のプロジェクトも進行中。私の原点でもある行動する会について、再度考察を重ね、資料を見直し、そして更なるお話を伺ったりしつつ、執筆していきたいと思っています。
そして、昨年はこのブログの更新をさぼりまくってしまいましたが、今年はもう少し頑張ります。。
今年もよろしくお願いいたします!
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昨年、一昨年とお正月はモンタナで過ごしていましたが、今年は2年ぶりに日本で新年を迎えることになりました。やはりアメリカのなんだかあっけなく終わってしまう年末年始にくらべ、日本は年末年始の盛り上がりがあっていいなあと思いつつ過ごしております。
日本に来て3週間ほどたち、その間は保守運動に関する調査の関係であちらこちらを飛び回っていました。いろいろな新しい方々にお会いできて勉強になる反面、ひどい風邪をひいてなかなか苦労もしましたが、ようやく風邪も治ってきた感じです。とりあえずお正月の間は、いちおうやらねばならない仕事はあるのだけれども、飛び回る必要はないので気が楽な面も。
昨年は、ようやくこの5年ほど取り組んでいたフェミニズムと保守運動の係争に関する調査が一段落し、『社会運動の戸惑いーーフェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(勁草書房)という共著の書籍にまとめることができました。書籍については、関西学院大学先端社会研究所、早稲田大学フェミニズム研究会にて読書会を開いていただいたり、個人的にも、またネット上でもたくさんのコメントをいただき、感謝しております。私自身も再度考えさせられることが多々あり、今後の調査に反省点も生かしていこうと思っています。
あと、今年は『戸惑い』本の調査執筆の陰にかくれてしまっていた、「行動する女たちの会」についての博論をなんとか書籍にまとめるという仕事をせねばと思っています。さらに行動する会関係では別のプロジェクトも進行中。私の原点でもある行動する会について、再度考察を重ね、資料を見直し、そして更なるお話を伺ったりしつつ、執筆していきたいと思っています。
そして、昨年はこのブログの更新をさぼりまくってしまいましたが、今年はもう少し頑張ります。。
今年もよろしくお願いいたします!
『社会運動の戸惑い』読書会@関西学院大学(12月16日) イベント案内
関西学院大学の金明秀さんと山田真裕さんのご尽力で、関西学院大学にて12月16日に、『社会運動の戸惑い』読書会を開いていただけることになりました。著者の斉藤正美と私も参加させていただきます。
読書会は公開イベントですので、ご自由にご参加ください!
日時:12月16日(日)2:30-5:00pm
場所:関西学院大学社会学部棟3階セミナールーム
書評コメント 山田真裕さん(関西学院大学法学部)、金明秀さん(関西学院大学社会学部)
レスポンス 斉藤正美(富山大学)、山口智美(モンタナ州立大学社会学・人類学部)
フロア含めた自由討議
詳細は関西学院大学の先端社会研究所のサイトにも掲載予定...と聞いていたのですが、まだ掲載されていない様子。
「フェミニズムの歴史と理論」サイト内の『社会運動の戸惑い』特設ページにおいて、関西学院大学への交通アクセス、キャンパスマップなど、掲載しています。
『社会運動の戸惑い』 学問一般
またまたはげしくこちらではご無沙汰してしまっておりました。前回エントリがちょうど学期が始まった頃、まだ山火事で煙だらけだった坊主マンからの発信。その後坊主マンはずいぶん前に初雪も降り、その後比較的暖かいものの、すでに木々の葉っぱは落ちてしまいました。雪がつもるのもたぶん時間の問題。
そして、大きな展開は、ここしばらく取り組んできた斉藤正美さん、荻上チキさんと共著の日本語書籍『社会運動の戸惑い――フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』が発売されたことです。先週、10月31日の発売。Amazonあたりを見る限り、この手の本にしてはわりと出だしは好調なのかな、という印象です。書店のほうでどう動いているかまではわからないけれども。
(下の画像をクリックするとAmazonにとびます。)

そこで、書籍の特設ページを開設。目次も掲載されています。
『社会運動の戸惑い ー フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』特設ページ
発売を記念して、小山エミさんと著者3名で座談会も行いました。
山口智美・斉藤正美・荻上チキ著『社会運動の戸惑い』発売記念・ステマ大会(ウソ【前編】【後編】
書籍をお読みいただいた方々からのツイートでの感想を集めた、まとめ。
『社会運動の戸惑い』 #tomadoi 感想ツイート集
学術書系出版社からの出版ではありますが、多様な方々にお読みいただけるよう、極力書き方を工夫し、著者3人で検討を重ねつつ書きました。ノンフィクション本のような感じでもお読みいただけるのではないかと思います。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひよろしくお願いいたします。ご購入いただけたら嬉しいですし、ご無理でも近隣の公立図書館、男女共同参画センターや学校図書館へのリクエストをいただければ有り難く思います。
本のために取材をさせていただいた方々からいただいたご感想コメントが実はとても興味深いのですが、個人メールのため公開できないのが残念!
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そして、大きな展開は、ここしばらく取り組んできた斉藤正美さん、荻上チキさんと共著の日本語書籍『社会運動の戸惑い――フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』が発売されたことです。先週、10月31日の発売。Amazonあたりを見る限り、この手の本にしてはわりと出だしは好調なのかな、という印象です。書店のほうでどう動いているかまではわからないけれども。
(下の画像をクリックするとAmazonにとびます。)
そこで、書籍の特設ページを開設。目次も掲載されています。
『社会運動の戸惑い ー フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』特設ページ
発売を記念して、小山エミさんと著者3名で座談会も行いました。
山口智美・斉藤正美・荻上チキ著『社会運動の戸惑い』発売記念・ステマ大会(ウソ【前編】【後編】
書籍をお読みいただいた方々からのツイートでの感想を集めた、まとめ。
『社会運動の戸惑い』 #tomadoi 感想ツイート集
学術書系出版社からの出版ではありますが、多様な方々にお読みいただけるよう、極力書き方を工夫し、著者3人で検討を重ねつつ書きました。ノンフィクション本のような感じでもお読みいただけるのではないかと思います。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひよろしくお願いいたします。ご購入いただけたら嬉しいですし、ご無理でも近隣の公立図書館、男女共同参画センターや学校図書館へのリクエストをいただければ有り難く思います。
本のために取材をさせていただいた方々からいただいたご感想コメントが実はとても興味深いのですが、個人メールのため公開できないのが残念!
山火事の連続 日々の出来事、雑感
今年は6月後半くらいから暑くなり、雨がほとんど降らず、いつもより早く山火事シーズンが始まって、それ以降頻繁に山火事が起きている。街のほうへの直接的な被害はまだないが、山に囲まれた坊主マンでは、山火事が比較的近くの山でおきると、とたんに煙に満たされ、普段くっきり見える山も、もやがかかって見えなくなってしまう。
ここ数日、坊主マンのすぐ南にあたる山で大きな火事が起きており、1万エーカーが燃えて、まだ続いている。そのため、坊主マンの南のほうのハイキング用のトレイルなどはすべて現在閉鎖しているらしい。住民用説明会なども開かれ、いつでも避難できるように準備しているとのこと。さらに、近隣のリビングストンという街のほうの山でも別の火事が起きているようで、両方の火事からの煙が現在、盛大に街に充満している状態。空気は最悪だ。今日あたり、窓をあけていてもなんだか煙たい空気がはいってくる感じになっていて、さすがにしめた。
ローカルニュースで報じられている、坊主マンのすぐ南地域でのMillie Fireと呼ばれている火事の様子。
Millie Fire south of Bozeman still 0% contained
Millie fire expands to 10,000 acres
動画
別 Pine Creek Fireの動画
家のまわりも空気がよどんで、本来くっきり見えるはずの山もみえない状況

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ここ数日、坊主マンのすぐ南にあたる山で大きな火事が起きており、1万エーカーが燃えて、まだ続いている。そのため、坊主マンの南のほうのハイキング用のトレイルなどはすべて現在閉鎖しているらしい。住民用説明会なども開かれ、いつでも避難できるように準備しているとのこと。さらに、近隣のリビングストンという街のほうの山でも別の火事が起きているようで、両方の火事からの煙が現在、盛大に街に充満している状態。空気は最悪だ。今日あたり、窓をあけていてもなんだか煙たい空気がはいってくる感じになっていて、さすがにしめた。
ローカルニュースで報じられている、坊主マンのすぐ南地域でのMillie Fireと呼ばれている火事の様子。
Millie Fire south of Bozeman still 0% contained
Millie fire expands to 10,000 acres
動画
別 Pine Creek Fireの動画
家のまわりも空気がよどんで、本来くっきり見えるはずの山もみえない状況
アトミックエイジII:福島シンポの動画ついにアップ 原爆・核・原発問題
永遠に時間がかかっていた、5月開催のアトミックエイジII:福島シンポの動画がようやく完成。アトミックエイジブログにアップされたのでお知らせします。
小出裕章さん、武藤類子さんがお話しされた部分(講演と質疑応答、ディスカッション)はオリジナルの日本語のままのバージョンもあります。ぜひご覧ください。そして、リンク情報を広めていただけると有り難いです。
以下、いくつかのML等に流した案内文です。
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「アトミック・エイジII:福島」シンポジウムは、2012年5月5日(土)にシカゴ大学で開催されました。小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)と武藤類子さん(ハイロアクション福島)による基調講演、ジェフ・パターソンさん(社会的責任を果たすための医師団)、ボビー・ポールさん(ジョージアWAND -Women's Action for New Directions)、ナンシー・フォーストさん(SimplyInfo)、ディーン・ウィルキーさん(SymplyInfo)による講演、ロバート・ロズナーさん(シカゴ大学天文学・天体物理学部、物理学部教授、元アルゴンヌ国立研究所所長)によるビデオでの講演が行われました。そして、シンポジウムは講演者全員による質疑応答で幕を閉じました。
各パネルの司会者は、マイケル・フィッシさん(シカゴ大学人類学部)、ホイト・ロングさん(シカゴ大学東アジア言語文明学部)、宮本ゆき(ドゥポール大学宗教学部)がつとめ、通訳はジョン・パーソンさん(シカゴ大学東アジア言語文明学部)とノーマ・フィールド(シカゴ大学東アジア言語文明学部)が担当しました。当シンポジウムは、ノーマ・フィールド、宮本ゆき、山口智美(モンタナ州立大学社会学・人類学部)が企画しました。
シンポジウムを録画したビデオ(小出裕章さんと武藤類子さんの基調講演とディスカッション発言部分は日本語です)や、発表者・講演者らによる発表スライド・原稿、そして発表者・講演者・奨学金受給者らによるレポートを、以下のアトミックエイジ・ブログに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/symposium-top/japanese/
また、アトミックエイジ・ブログでは、核兵器や原発関連の日英両語のニュースへのリンクを毎日更新しています。Twitter, Facebookでフォローいただくこともできます。http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/home/
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小出裕章さん、武藤類子さんがお話しされた部分(講演と質疑応答、ディスカッション)はオリジナルの日本語のままのバージョンもあります。ぜひご覧ください。そして、リンク情報を広めていただけると有り難いです。
以下、いくつかのML等に流した案内文です。
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「アトミック・エイジII:福島」シンポジウムは、2012年5月5日(土)にシカゴ大学で開催されました。小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)と武藤類子さん(ハイロアクション福島)による基調講演、ジェフ・パターソンさん(社会的責任を果たすための医師団)、ボビー・ポールさん(ジョージアWAND -Women's Action for New Directions)、ナンシー・フォーストさん(SimplyInfo)、ディーン・ウィルキーさん(SymplyInfo)による講演、ロバート・ロズナーさん(シカゴ大学天文学・天体物理学部、物理学部教授、元アルゴンヌ国立研究所所長)によるビデオでの講演が行われました。そして、シンポジウムは講演者全員による質疑応答で幕を閉じました。
各パネルの司会者は、マイケル・フィッシさん(シカゴ大学人類学部)、ホイト・ロングさん(シカゴ大学東アジア言語文明学部)、宮本ゆき(ドゥポール大学宗教学部)がつとめ、通訳はジョン・パーソンさん(シカゴ大学東アジア言語文明学部)とノーマ・フィールド(シカゴ大学東アジア言語文明学部)が担当しました。当シンポジウムは、ノーマ・フィールド、宮本ゆき、山口智美(モンタナ州立大学社会学・人類学部)が企画しました。
シンポジウムを録画したビデオ(小出裕章さんと武藤類子さんの基調講演とディスカッション発言部分は日本語です)や、発表者・講演者らによる発表スライド・原稿、そして発表者・講演者・奨学金受給者らによるレポートを、以下のアトミックエイジ・ブログに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/symposium-top/japanese/
また、アトミックエイジ・ブログでは、核兵器や原発関連の日英両語のニュースへのリンクを毎日更新しています。Twitter, Facebookでフォローいただくこともできます。http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/home/
武藤類子さんのご講演 原爆・核・原発問題
5月5日にシカゴ大学で開いた「アトミックエイジII:福島」シンポの基調講演者のお一人、武藤類子さんのスピーチを、アトミック・エイジのサイトにアップしました。
武藤類子さん講演(日本語オリジナル版)
また、武藤さんの講演の英訳版に、私が書かせていただいたイントロダクションを含む、英語の文章がJapan Focusに掲載されています。
Muto Ruiko and the Movement of Fukushima Residents to Pursue Criminal Charges against Tepco Executives and Government Officials
シカゴ大学側のシンポジウムのビデオ編集作業に時間がかかっており、まだアップできておりませんが、鋭意催促中。ビデオが出来次第、アップする予定です。小出裕章さんのスピーチをはじめとして、アメリカで運動に関わる4人の方々のスピーチ、質疑応答、パネルディスカッションとビデオには全部含まれます。
っていうか本当にビデオ、早くできてくれー。。
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武藤類子さん講演(日本語オリジナル版)
また、武藤さんの講演の英訳版に、私が書かせていただいたイントロダクションを含む、英語の文章がJapan Focusに掲載されています。
Muto Ruiko and the Movement of Fukushima Residents to Pursue Criminal Charges against Tepco Executives and Government Officials
シカゴ大学側のシンポジウムのビデオ編集作業に時間がかかっており、まだアップできておりませんが、鋭意催促中。ビデオが出来次第、アップする予定です。小出裕章さんのスピーチをはじめとして、アメリカで運動に関わる4人の方々のスピーチ、質疑応答、パネルディスカッションとビデオには全部含まれます。
っていうか本当にビデオ、早くできてくれー。。
山火事シーズンの到来 日々の出来事、雑感
ツイッターやFBばかりにかまけている日々になっており、超久々の更新である。
この夏は坊主マンに引っ越してきてから初めて、夏休みをずっと坊主マンで過ごしている。今までは5月末〜7月頭くらいの時期は毎年日本だったのだ。
いつも、5月に坊主マンを出るときにはまだ寒くて、7月はじめに帰ってくると暑い、という感じだったが、初めてこの期間にどう季節が変化していくのか体感した。
6月初めまでは、暖かい日も時折あるものの、いつ雪が降るかもしれないという状態。どうしても坊主マンでは、毎年6月に雪は降るみたいだ。そして、5月から6月初め頃は、緑になって花も咲いて、とくに6月の前半は山に残雪も残り、かなりきれいだった。いつも7月頭にもどってきたら緑が枯れたような感じだったのだが、6月の前半から半ばにかけてはそれもなく、比較的雨も降っていたので、緑!たぶん坊主マンで一番きれいなのがこの時期なんだろう。

しかし!先週末くらいからいきなり暑くなって、摂氏で36℃くらいになり、まったく雨が降らなくなってしまった。毎日よく晴れることよ。。と思っていたら、空気がよどんでいる感じになってきて、山がみえなくなってきた。ついに山火事シーズンの到来である。

今もまだ、山火事状態真っ最中。しかもまったく雨が降る徴候がない。とはいえ、家の近辺の空気は昨日よりはちょっとマシな気もするが、坊主マンからかなり近いエリアで、避難者もでている大火事状態。あっという間にせっかくの緑だった風景が、枯れたっぽい感じになってきてしまった。
地元紙の山火事ニュース。
Bear Trap fire grows to 14,770 acres
雨よ、降ってくれー。
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この夏は坊主マンに引っ越してきてから初めて、夏休みをずっと坊主マンで過ごしている。今までは5月末〜7月頭くらいの時期は毎年日本だったのだ。
いつも、5月に坊主マンを出るときにはまだ寒くて、7月はじめに帰ってくると暑い、という感じだったが、初めてこの期間にどう季節が変化していくのか体感した。
6月初めまでは、暖かい日も時折あるものの、いつ雪が降るかもしれないという状態。どうしても坊主マンでは、毎年6月に雪は降るみたいだ。そして、5月から6月初め頃は、緑になって花も咲いて、とくに6月の前半は山に残雪も残り、かなりきれいだった。いつも7月頭にもどってきたら緑が枯れたような感じだったのだが、6月の前半から半ばにかけてはそれもなく、比較的雨も降っていたので、緑!たぶん坊主マンで一番きれいなのがこの時期なんだろう。
しかし!先週末くらいからいきなり暑くなって、摂氏で36℃くらいになり、まったく雨が降らなくなってしまった。毎日よく晴れることよ。。と思っていたら、空気がよどんでいる感じになってきて、山がみえなくなってきた。ついに山火事シーズンの到来である。
今もまだ、山火事状態真っ最中。しかもまったく雨が降る徴候がない。とはいえ、家の近辺の空気は昨日よりはちょっとマシな気もするが、坊主マンからかなり近いエリアで、避難者もでている大火事状態。あっという間にせっかくの緑だった風景が、枯れたっぽい感じになってきてしまった。
地元紙の山火事ニュース。
Bear Trap fire grows to 14,770 acres
雨よ、降ってくれー。
アトミックエイジII:福島 (Atomic Age II: Fukushima) 原爆・核・原発問題
5月5日にシカゴ大学で開催される「アトミックエイジII:福島」シンポジウムのご案内です。
シカゴ大学のノーマ・フィールドさん、デュポール大学の宮本ゆきさんとともに、イベントのオーガナイザーをしております。当日は通訳チームの一員として働く予定です。
北米在住の方、またゴールデンウィークでシカゴ近辺にご旅行される方など、公開の無料イベントですのでぜひお気軽にご参加ください。また、マスコミ取材も大歓迎です。
アトミックエイジII:福島 (Atomic Age II: Fukushima)
今もまだ続く福島第一原発の事故の多方面にわたる影響について、日本とアメリカの専門家をお招きし、世界初の原子炉が作られた歴史をもつシカゴ大学でシンポジウムを開催します。
日時:2012年5月5日 8:45 a.m. – 6:00 p.m.
場所:シカゴ大学 Social Science 122
1126 East 59th Street, Chicago, IL 60637
イベントは一般公開です。コンチネンタル形式の朝食(8:15amから)と昼食が無料で提供されます。
シンポジウムのご予約、および詳細については、以下のサイトをご覧ください。
http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/aboutsymposium/
または 773-702-8647にお電話ください。
日本語のプレスリリースはこちらをご覧下さい。
http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/aboutsymposium/press-release-japanese-2012/
福島第一原子力発電所の大事故は依然、収束とはほど遠い状況にあります。原子炉の状況がまだ安定せず、専門家もいったい原子炉の中で何が起きているのか想像するよりほかないことに加え、この大事故の社会的、政治的、経済的、そして環境と健康に関わる影響に関してもほとんどわかっていないという状況でもあります。大気や水の放射能による汚染、さらには瓦礫処理の問題や食材の流通などにより、その影響は福島はもとより、東北地方、そして日本という国境を超えて拡散しています。
福島での事故のもつ様々な側面や影響に関して、さらにはアメリカに住む人々にとっての意味について考えていくために、5月5日のシンポジウムでは、以下の様々な分野の日米の専門家をお迎えします。
小出裕章氏 (京都大学原子炉研究所)
武藤類子氏(ハイロアクション福島)
ロバート・ロズナー氏(シカゴ大学天文学・天体物理学部、物理学部、アルゴンヌ国立研究所前所長)
ボビー・ポール氏(ジョージア・WAND [Women's Action for New Directions 新しい道を求める女性運動])
ジェフ・パターソン氏(医師、「社会的責任を果たすための医師団」前団長)
ディーン・ウィルキー氏(前原子炉作業・管理員、SimplyInfoサイト運営)
ナンシー・フォースト氏(オンラインメディア専門家、SimplyInfoサイト運営)
日本語での発言はすべて英語に通訳されます
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シカゴ大学のノーマ・フィールドさん、デュポール大学の宮本ゆきさんとともに、イベントのオーガナイザーをしております。当日は通訳チームの一員として働く予定です。
北米在住の方、またゴールデンウィークでシカゴ近辺にご旅行される方など、公開の無料イベントですのでぜひお気軽にご参加ください。また、マスコミ取材も大歓迎です。
アトミックエイジII:福島 (Atomic Age II: Fukushima)
今もまだ続く福島第一原発の事故の多方面にわたる影響について、日本とアメリカの専門家をお招きし、世界初の原子炉が作られた歴史をもつシカゴ大学でシンポジウムを開催します。
日時:2012年5月5日 8:45 a.m. – 6:00 p.m.
場所:シカゴ大学 Social Science 122
1126 East 59th Street, Chicago, IL 60637
イベントは一般公開です。コンチネンタル形式の朝食(8:15amから)と昼食が無料で提供されます。
シンポジウムのご予約、および詳細については、以下のサイトをご覧ください。
http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/aboutsymposium/
または 773-702-8647にお電話ください。
日本語のプレスリリースはこちらをご覧下さい。
http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/aboutsymposium/press-release-japanese-2012/
福島第一原子力発電所の大事故は依然、収束とはほど遠い状況にあります。原子炉の状況がまだ安定せず、専門家もいったい原子炉の中で何が起きているのか想像するよりほかないことに加え、この大事故の社会的、政治的、経済的、そして環境と健康に関わる影響に関してもほとんどわかっていないという状況でもあります。大気や水の放射能による汚染、さらには瓦礫処理の問題や食材の流通などにより、その影響は福島はもとより、東北地方、そして日本という国境を超えて拡散しています。
福島での事故のもつ様々な側面や影響に関して、さらにはアメリカに住む人々にとっての意味について考えていくために、5月5日のシンポジウムでは、以下の様々な分野の日米の専門家をお迎えします。
小出裕章氏 (京都大学原子炉研究所)
武藤類子氏(ハイロアクション福島)
ロバート・ロズナー氏(シカゴ大学天文学・天体物理学部、物理学部、アルゴンヌ国立研究所前所長)
ボビー・ポール氏(ジョージア・WAND [Women's Action for New Directions 新しい道を求める女性運動])
ジェフ・パターソン氏(医師、「社会的責任を果たすための医師団」前団長)
ディーン・ウィルキー氏(前原子炉作業・管理員、SimplyInfoサイト運営)
ナンシー・フォースト氏(オンラインメディア専門家、SimplyInfoサイト運営)
日本語での発言はすべて英語に通訳されます