本家よりも有名?アイドルを陰で支えるR-1優勝候補
【芸能】
暗い過去も
31日に開かれた「R―1ぐらんぷり2013」決勝進出者12人の発表会見に登場したキンタロー。(31)。「ゲン担ぎ? 真っ赤な上下お揃いの下着を着けます。胸パッドも入れます。今日も着けてきました」と、シャツの隙間から赤のタンクトップを見せて会場を沸かせた。旬なだけあって、この日は終始、話題の中心にいた。
本大会は抽選で決められた順に好きな枠を選ぶシステムで、1番を引いた雷ジャクソン高本は大トリの12番目(Cブロック)を選択。3番を引いていたキンタロー。が同じCブロックの9番目を選ぶと、「なぜ同じ(所属事務所の)松竹(芸能)でつぶし合う? ここが企業戦略の弱いところ」と激怒。前回準優勝のスギちゃんも対抗心を燃やし、「負ける気がしない」と同ブロックの10番目を選んでいた。
芸歴1年半でここまで注目されている理由のひとつは、モノマネの対象がAKB48だということ。本家はここ最近、移籍、卒業、トラブルなどで話題になるケースが多かった。そんな嫌な流れも吹き飛ばしている。
テレビ番組で共演すれば話題になり、真似された本家のメンバーにも視線が集まるウイン・ウインの関係。今はももいろクローバーZを練習中で、ももクロのマネジャーは「真似していただいてありがたい」と大喜びしている。アイドル戦国時代の今、AKBやももクロを陰で支えているのは、「キンタロー。営業部長」という構図だ。
一部女性誌では壮絶な過去が明かされている。不景気の影響で両親の所有するビルの経営が悪化。借金は膨らみ、6年前に母親がビルの屋上から飛び降り自殺した。そのショックで父親も体調を崩し、老人ホーム生活に。「お母さんは私のモノマネが好きだった。天国にいるお母さんのために、頑張っている姿を見せたい」とお笑いの道に進むことになったという。
さらにブレークして、シビアなアイドル界と影を落とした家族の救世主となれるか。