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【一部無罪】「暴行で死亡したとは言い切れない」

2/2 00:25

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おととし、京都府八幡市にあるスーパー駐車場で女性の遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体遺棄の罪に問われた交際相手の男に対し、京都地裁は、「被告の暴行で死亡したとは言い切れない」として、一部無罪の判決を言い渡しました。

起訴状によりますと、住所不定・無職の長沼勇也被告(24)は、おととし6月、交際相手の日比野茜さん(当時34)に暴行を加えて死亡させた罪と、遺体を八幡市のスーパー駐車場に停めた車の中に放置した罪に問われていました。弁護側は、裁判で傷害致死については無罪を主張していました。京都地裁は1日、被告の暴行前に日比野さんが車から飛び降りて頭を打ったことが死因の可能性もあると指摘し、「被告の暴行で死亡したとは言い切れない」として、傷害致死については無罪としました。一方で死体遺棄については有罪とし、長沼被告に懲役1年6ヵ月・執行猶予4年の判決を言い渡しました。

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