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【控訴審】逃走車に発砲の2警官 再び無罪 

2/1 19:04

10年前、奈良県警の警官が逃走車に発砲し、助手席の男性が死亡した事件で、警官2人に対する付審判の控訴審判決があり、大阪高裁は、1審判決を支持して無罪を言い渡しました。

2003年9月、奈良県大和郡山市で車上荒らし事件が発生。関与の疑いがあり逃走した車に警官が発砲し、助手席に乗っていた高壮日さん(当時28)が死亡しました。警官2人が殺人などの罪に問われましたが、1審の奈良地裁は、「発砲は適法」として無罪判決を言い渡していました。きょうの控訴審でも大阪高裁は、「生命に危険がないように発砲したと考えられる」として1審を支持し、控訴を退けました。判決を受けて高さんの母親は、「何でこんな判断を出すのかなと思う。悔しくて仕方がない」と話しました。一方、警官側の弁護士は、「当然の結果」とコメントしています。

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