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【体罰】柔道部顧問が平手打ち 報告を市教委放置

2/1 19:11

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大阪市立汎愛高校で去年、柔道の授業中に教師が体罰を加えていたことがわかりました。教育委員会は、高校からの報告を放置していました。

市教委によりますと、去年4月、汎愛高校の50代の男性体育教師が柔道の合宿授業中、危険な締め技をした3年生の女子生徒の頬を平手で2〜3発たたいたということです。生徒にけがはなく、学校は保護者に謝罪して、市教委にも報告。しかし、担当者は報告書の提出を求めず、放置していました。汎愛高校の教頭は、「内容も(第三者)委員会に話をしているので、委員会に聞いてほしい。(体罰の)常態化はない」と話し、市教委は会見で、「情報伝達に不備があった。深くおわび申し上げます」と謝罪しました。汎愛高校には体育科と武道科があり、教師は柔道部の顧問で生徒は部員でした。この件以外にも複数の体罰の報告が市教委に上がっています。一方で橋下市長は、「何にも聞いていない。教育委員会の組織は腐っている」と述べ、汎愛高校の部活の停止もありえるとの考えを示しました。汎愛高校の柔道部は、ロンドン五輪銀メダルの杉本美香さんもかつて所属した名門です。

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