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【回復傾向】シャープもパナソニックも営業黒字

2/1 19:04

経営再建中の家電メーカー・シャープとパナソニックが、それぞれ第3四半期の決算を発表しました。両社とも営業利益が黒字となっています。

シャープの収支は、前年、前期と比べ大幅に改善され、営業利益が26億円と黒字転換を達成しました。液晶テレビの国内販売が前期に比べ好調に推移し、黒字化に大きく貢献。人員削減や生産拠点の集約など、構造改革の効果も後押ししました。「IGZO」搭載モデルの携帯電話など、さらなる需要も見込めるとして、「下期の営業黒字化」と「来年度の最終黒字化」を目指したいとしています。一方、パナソニックも第3四半期の営業利益が346億円の黒字となりました。リストラの実施などで固定費の削減に成功したことが改善の理由ということです。ただし、今年度の業績予想は7650億円の赤字のまま据え置き、昨年度に続き2期連続の巨額赤字となる見通しです。

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