大阪市・橋下市長 体罰問題受け教育委員会のあり方検証へ |

“市長直属”のプロジェクトチームを立ち上げ |
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大阪市立高校の体罰問題で、橋下徹市長は、教育委員会のあり方を検証するプロジェクトチームを立ち上げる方針を示しました。
大阪市では、市立桜宮高校で体罰を受けた男子生徒が自殺した他、市立汎愛高校でも女子生徒が教師から平手打ちされていたことが明らかになりました。
また教育委員会は、汎愛高校からの報告を半年以上放置していました。
橋下市長は、教育委員会の組織そのものを検証する、市長直属のプロジェクトチームを来週半ばにも発足させると表明しました。
【大阪市・橋下徹市長】
「同じ大阪市の中の学校で教師をやってた人が教育委員会の幹部に上がってきて、行ったり来たりするっていうことがね、これがいいのかどうなのか、そういうところに焦点を当てて、組織のあり方を見直していきたい」
一方、京都府教育委員会は体罰の実態を把握するため、弁護士や臨床心理士などの第三者を含む特別調査チームを設置しました。
このチームでは近く、府立網野高校のレスリング部で体罰の疑いがある問題について調査する方針です。
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2013/02/02 1:56:
更新) |
交際相手に暴行・死亡 一部無罪の判決 |

「警察の調書の一部信用できず」 |
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交際相手の女性に暴行を加えて死なせ、遺体を捨てた罪に問われた男に対し、京都地裁は、傷害致死については無罪とした上で、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
無職の長沼勇也被告(24)はおととし、交際相手の日比野茜さん(当時34)を突き倒して死亡させた後、京都府八幡市に遺体を捨てた罪に問われていました。
判決で京都地裁は「警察の調書の一部は信用できず、被告の暴力によって死亡したと認めるには疑いが残る」として、傷害致死については無罪としました。
一方、死体遺棄の罪は認定し、長沼被告に懲役1年6ヵ月(執行猶予4年)を言い渡しました。
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2013/02/02 1:50:
更新) |
いじめ 担任が対応放置 |

奈良教育大附属小学校(奈良市) |
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国立の奈良教育大学附属小学校で、5年生の男子児童がいじめを受けているのを担任の教師が学校に報告せず、対応が放置されていたことがわかりました。
児童はイジメを苦に転校しています。
【奈良教育大学附属小学校の校長】
「申し訳ございませんでした」
教育現場でのいじめへの「ずさんな対応」がまた明らかになりました。
奈良教育大学附属小学校によりますと、おととし10月ごろから、5年生の男子児童が同級生4人に「死ね」「きもい」と言われ、階段から突き落とされるといったいじめを受けていました。
男子児童の両親は11月に、担任だった50歳代の男性教師にいじめへの対応を訴えましたが、男性教師は加害児童を口頭で注意しただけ。
校長や学校に報告しなかったことから、学校として本格的な対応はとられませんでした。
そして、その後もいじめは続き、男子児童は去年4月に転校を余儀なくされました。
【校長】
「(男子児童の保護者から)『こういう事態は自分の息子で最後にしてほしい』『今後どう対応するのか』という問いかけがありました。担任に任せ切るのではなく、必要があれば早急に校長、副校長を中心とした対策会議を立ち上げるなどしないといけないという認識を持っています」
学校は両親に謝罪したということですが、男子児童は転校した後も、つい最近までカウンセリングを受けていたということです。
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2013/02/01 19:34
更新) |
大阪市立高校で体罰 市教委が放置 |

汎愛高校(大阪・鶴見区) |
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大阪市立高校で、柔道部の顧問が授業中に生徒に平手打ちをする体罰を加えていたことが分かりました。
教育委員会は学校から報告を受けていたにも関わらず、放置していました。
【大阪市教育委員会】
「教育委員会内部での情報伝達に不備があった。このような体罰の事案に対する認識の甘さがあったことを非常に反省している」
大阪市教育委員会によりますと去年4月、汎愛高校柔道部顧問の50歳代の男性教師は、柔道の授業中に、部員だった3年の女子生徒の頬を2、3発平手打ちしました。
この教師は、「女子生徒が下級生に危険な”絞め技“をかけていたため、止めようとして叩いた」と話しているとということです。
教育委員会は去年6月、高校から連絡を受けていましたが、担当者が上司に報告しないまま放置し、先月中旬、匿名の情報提供によって発覚しました。
【大阪市・橋下徹 市長】
「あまりにも教育委員会の組織体制の問題点に認識がなさすぎ。教育委員会には解体的出直しをやってもらわなければいけない」
汎愛高校は他にも複数の体罰について市教委に報告していて、市の外部監察チームが調査しています。
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2013/02/01 19:34
更新) |
震災助成金 5.9億円を不正受給 |

大阪・中央区 |
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大阪市の人材育成会社が、東日本大震災の影響を受けたと偽って、雇用を続けるための国からの助成金、約5億9000万円を不正に受給していたことがわかりました。
大阪労働局によりますと、大阪市中央区の人材育成会社「ビジービー」はおととし6月、東日本大震災の影響がなかったにも関わらず、経営に影響があったとするウソの書類を国に提出しました。
そして、従業員、約370人を雇用し続けると偽って、国からの助成金、約5億9000万円を不正に受け取ったということです。
【ビジービー・中村真也 社長】
「特例申請のところで、申請上のウソはありました。だますための働きとか、自分たちのお金のためにとか、メリットのためにということでやったことは一切ありません。家賃とか、通信費とか光熱費とか必要なものとして払っていましたけど、ほぼすべては給与のお金です」
雇用の安定を目的にした国の助成金は、東日本大震災によるリストラを防ぐため支給要件が緩和されています。
一方で、2011年度は295件、約51億7000万円分が不正受給と確認されていて、審査が不十分との指摘もあります。
【大阪労働局の担当者】
「支給しないと企業に迷惑がかかる、ひいては雇用不安になってくるので、早期支給を第一の任務としてやってきた。不正受給の未然防止をしていくにあたってはマンパワーも当然必要になる」
今回発覚した雇用安定のための助成金の不正受給額5億9000万円は、これまでで最高額です。
【中村社長】
「返還していくと申し上げています」
(Q.5億9000万円も返還できる?)
「できるための事業をこれからやって返還していくという話をしています」
(Q.具体的にはどうする?)
「具体的には…これは作成中なので…。具体的にということでいうと…3つばかり事業を考えています」
大阪労働局は、詐欺容疑での刑事告発を検討しています。
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2013/02/01 19:33
更新) |
シャープとパナソニック 本業は黒字に |

リストラの効果で… |
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経営再建中のシャープとパナソニックが1日、去年10月から12月の決算を発表しました。
本業の儲けを示す営業損益はともに黒字となりましたが、厳しい経営状況が続いています。
シャープは新型液晶パネル『IGZO』を搭載したスマートフォンの好調な売り上げや、リストラによる人件費の削減などで、第3四半期の営業損益が26億円の黒字になりました。
3ヵ月ごとの営業損益が黒字になるのは1年3ヵ月ぶりで、主力銀行から融資の条件とされている下期の営業損益の黒字化にメドがつきました。
しかし、上期の大幅な赤字の影響などで今年度1年間の最終損益は4500億円の赤字となる見通しです。
【シャープ・藤本俊彦 取締役】
「依然として厳しい収益状況、財務状況にあることは変わらない」
一方、パナソニックは、前年度の同じ時期に比べ売上は大幅に減りましたが、人件費の削減などで営業損益は346億円の黒字になりました。
しかし、パナソニックも上期の大幅な赤字の影響などで、今年度の最終損益は7650億円の赤字となる見通しです。
両社は近く中期経営計画を策定する予定で、厳しい経営環境の中、抜本的な再建策を出せるかが課題となっています。
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2013/02/01 19:27
更新) |
牛肉の輸入規制緩和 |

歓迎? 戸惑い? |
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BSE対策で実施されていたアメリカ産牛肉の輸入規制が、1日から緩和されました。
早くも値下げをするスーパーがある一方、生産者からは、不安の声が上がっています。
【買い物客】
「むっちゃ安いなと思って」
アメリカ産牛肉が100g、97円。
大手スーパーの西友では、アメリカ産牛肉を30円の値下げです。
BSE対策として、これまではアメリカなどから輸入が認められる牛の月齢を、発症リスクの少ない「20ヵ月以下」としていました。
しかし、ここ10年で生まれた牛からBSEの発症が確認されていないことから、国は、1日から「30ヵ月以下」と輸入規制を緩和しました。
このスーパーでの値下げは、規制緩和で安い牛肉が輸入されることを見込んでのものです。
【買い物客】
「しっかり検査だけしてもらったら、それはそれでよい」
「やっぱり国産買うかな。安全性ですね」
一方、但馬牛を飼育する農家からは戸惑いの声が…。
【飼育農家】
「多少影響はあるんでしょうけど、それを乗り切るしかない、創意工夫をして…」
規制緩和された牛肉が実際に日本に入ってくるのは今月中旬以降になる見通しです。
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2013/02/01 19:27
更新) |
大阪市水道記念館 展示打ち切りへ |

イタセンパラも… |
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大阪市は、淀川に住む貴重な魚の展示などを行ってきた水道記念館での生物の展示を打ち切る方針を固めました。
水道記念館は、かつて使わていたポンプ場を活用し、天然記念物のイタセンパラなど、約150種類の淀川などの生物を飼育・展示しています。
しかし橋下市長が生物の展示費用に年間、約3000万円かかっていることなどに疑問を呈していて、去年4月から休館していました。
水道局は、運営の方針を検討した結果、生物の展示をやめ、水道事業のPR施設としてリニューアルすることを決めました。
【大阪市・橋下徹 市長】
「(生物の展示は)水道局の目的ではないですよ。やるなら別の部局がきちっと目的を掲げてやればいいんですから」
展示されていた生物は今後、別の施設に譲渡されますが、譲渡先はまだ見つかっていないということです。
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2013/02/01 19:27
更新) |
大正区で住宅火災 銭湯のボイラーから延焼か |

銭湯にいた69歳男性がやけど |
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1日午後、大阪市大正区の住宅で火事があり、消防による消火活動が続いています。
1日午後1時50分頃、大正区三軒屋西2丁目の住宅で、「煙が出ています」と近くに住む人から消防に通報がありました。
警察によりますと、この住宅の裏には銭湯のボイラーがあり、近くに置いてあった薪に燃え移ったとみられるということです。
この火事で、銭湯にいた69歳の男性が火傷をして病院に運ばれました。
現在も、消防車33台などで消火活動が続いています。
【内容は1日午後3時の時点】
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2013/02/01 15:12
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建設工事中に爆発事故 姫路の健康施設で竣工式 |
3年前、建設工事中に爆発事故が起きた兵庫県姫路市の健康施設が1日、予定から2年以上遅れて完成しました。
姫路市のごみ焼却場「エコパークあぼし」内に完成した健康施設では1日、市長などが出席して竣工式が行われました。
この施設を建設中の2010年3月、地下の汚泥などからメタンガスが発生して爆発事故が起き作業員10人が重軽傷を負いました。
事故の後、姫路市はガスを抜く管を設置するなどの安全対策工事を行い、1日、予定から2年以上遅れて完成しました。
施設は今月3日から利用可能で姫路市の担当者は「安心して利用してほしい」と話しています。
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2013/02/01 15:12
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大阪で震災がれきの焼却始まる |

来年3月までに合計36,000t受け入れる計画 |
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東日本大震災によって岩手県内で発生したがれきを受け入れた大阪府と大阪市は、1日から本格的な焼却作業を始めました。
作業は、大阪市此花区にある大阪市環境局の舞洲工場で行われていて、震災がれきは一般ごみの中に約15パーセントの割合で混ぜて焼却されています。
1日に処理される震災がれきは先月、岩手県から大阪市に運び込まれました。
放射線量を測定した結果、1キログラムあたり100ベクレル以下の基準を満たしていて、焼却しても問題ないことが確認されています。
大阪府と大阪市は今後も放射線量などをチェックしながら、毎日約100トン、来年の3月までに合わせて3万6000トンを受け入れる計画です。
焼却で出た灰は大阪市此花区の夢洲にある北港処分地に埋め立てられます。
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2013/02/01 12:13
更新) |
もうすぐ節分 通天閣で福豆まき |

福豆5000袋がたった15分で |
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3日は節分です。
大阪の通天閣では毎年恒例の一足早い豆まきが行われました。
ことしで57回目を迎える通天閣の「福豆まき」はミュージカル「ライオンキング」の出演者たちも参加して行われ、地上100メートルの展望台の屋上から豆がまかれました。
また通天閣1階の玄関前でも行われ、集まった人たちは少しでも多く福をつかもうと、手を伸ばしていました。
【集まった人】
「前ちょうだ〜い。何も前ないやん」
「すごい」
「ちょっとでも福たくさんもらおうと思いまして」
「背の高い男の人がくれました」
約5000袋用意された豆は15分ほどで全てまかれました。
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2013/02/01 12:11
更新) |
店じまいの酒店に強盗 |

「閉店セール」終了後に 強盗事件として捜査 |
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先月31日夜、大阪市東淀川区の酒店に男が押し入り、店長を刃物で脅して売上金約200万円を奪いました。
31日午後10時半ごろ、大阪市東淀川区南江口の「のむのむ東淀川店」の店長の男性(28)から「強盗に入られた」と通報がありました。
警察の調べによりますと、男が「金を出せ」と果物ナイフで店長を脅し、金庫にあった売上金約200万円を奪って逃げたということです。
店長にケガはありませんでした。
この店は先月31日で営業を終え、店長がセール終了後一人で閉店作業をしている際に通用口で音がしたため鍵を開けたところ、いきなり男が侵入してきた
ということです。
逃げた男は30代から40代くらいで、身長約175センチ、黒っぽいニット帽にジャージ姿だったということで、警察は強盗事件として男の行方を追っています。
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2013/02/01 12:11
更新) |
「被告出国で裁判進まず」 被害者が国賠訴訟起こす |
強制起訴されたアルゼンチン人の男がすでに帰国してしまって裁判が開かれないとして、被害者の女性が国などに損害賠償と謝罪を求める訴えを起こしました。
ロベルト・ロサダ・ゴンサレス被告(64)は、強制わいせつの罪で一度不起訴になって帰国し、その後、強制起訴されましたが、裁判の継続が難しくなっています。
大阪地検は、「コメントすることはない」としています。
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2013/02/01 12:11
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吹田市の随意契約 「適法だが不適切」 |

市長「信頼回復に努めたい」 |
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大阪府吹田市は、市役所の太陽光パネルの設置工事を入札せずに井上哲也市長の後援企業に発注した問題について、「随意契約は違法ではないが、不適切だった」との監査結果を発表しました。
井上市長は、「不適切だとの指摘は真摯に受け止め信頼回復に努めたい」とコメントしました。
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2013/02/01 12:09
更新) |