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【プロ野球】

大谷二刀流にキリキリ舞い

2013年2月2日 紙面から

キャッチボールをする大谷=沖縄・国頭村で(佐藤哲紀撮影)

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 日本ハムのドラフト1位、大谷翔平投手(18)=岩手・花巻東高=が2軍で投打二刀流キャンプをスタートさせた。人口わずか5200人余りの沖縄県国頭村に、約100人の報道陣が大挙。その視線は話題のルーキーの一挙手一投足にくぎ付けとなった。

 投げ、打ち、走り、守る。二刀流開眼を目指し、沖縄の地に初めて足を踏み入れた大谷は、初日から意欲的に二刀流メニューに取り組んだ。午前中から、メーングラウンドでウオーミングアップを済ませると、打者組として本塁−一塁間の走塁練習をスタート。その20分後には、隣のサブグラウンドへと駆け足で移動し、投手組としてキャッチボールと遠投。ほかの投手陣がブルペンへと移動する中、大谷はメーンで野手陣と内野ノックを受ける目まぐるしさだった。

 意欲的に取り組んだ大谷だが、「投手用と打撃用のメニューの見方が分からなかった」と苦笑い。選手登録されている投手用のメニューをじっくり見ていた大谷は、打者用のメニューを見落としてしまった。内野ノックを受ける守備位置が分からず、西2軍監督から「きちんと確認してこい」と初カミナリを受け、「スムーズに動けるように注意します」と反省しきりだった。

 しかし、さらに猛省したのは、初となった屋外でのフリー打撃。打撃投手とマシンを相手に45スイングで安打性16本で柵越えはなし。「引きつけて打てれば良かったんですが、突っ込み気味になってしまい、バットの先に当たる打球が多かった。修正したい」と振り返った。

 宣言通り抜き打ち視察に訪れた栗山監督も打撃内容には評価を下さず、「まずは野球ができる喜びを味わってもらえた。元気そうで良かった」とだけコメントした。野球ファンが熱い視線を注ぐ中、幕を開けた「大谷劇場 二刀流」。3日には投手としてキャンプ初ブルペンに入る。 (中村博格)

 

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