山形のニュース

除染作業に無許可で派遣 容疑の暴力団幹部再逮捕

 福島県内で行われた放射性物質の除染作業に、国の許可を得ないで作業員を派遣したとして、山形県警は31日、労働者派遣法違反の疑いで、山形県東根市中央2丁目、指定暴力団系幹部、無職荒井好憲容疑者(40)=同法違反罪で起訴=を再逮捕した。
 再逮捕容疑は昨年11月ごろ、無許可で山形県内に住む50代の男性3人を県南の土木会社に派遣し、伊達市保原町で草刈りや表土を削るなどの除染作業をさせた疑い。「除染作業はもうかると思った」と容疑を認めている。
 県警によると、作業員の報酬は1人1日1万5千〜1万7千円で、うち3分の1程度が暴力団側に流れていた。県警は、ほかに数人を派遣し、同市で除染作業をさせていたとみて調べている。
 県警組織犯罪対策課によると、福島第1原発事故に伴う除染作業で、暴力団関係者が逮捕されるのは全国で初めて。
 荒井容疑者は、宮城県女川町などで、仮設住宅の建設現場に不正に男性を派遣したとして、1月29日に起訴された。


2013年02月01日金曜日


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