知っていると嬉しいかもしれないこと

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だからどうだと言われても困りますが…(2004.11.16)

「自身が場にいる限り〜」という常在型能力を持つキャラクターがいますが、このテキストは冗長なのです。
コンプリヘンシブルール401.4aに、「上記の例外を除き、キャラクターとアイテムの能力は、それが場にある時のみ効果を及ぼします。」とありますので、通常の常在型能力については改めて場にいることを条件とするような記述をする必要はありません。
オリジナルのカードを作る際に参考に…なるようなことじゃないですねー。

隊長!目標がありません!(2002.12.17)

●その1
能力・イベントの使用と解決は別々に行われます。したがって、使用タイミングとコスト、能力の場合は使用するキャラクターの状態(未行動状態でないと使えない能力は多数あります)等、「使用する側の条件」さえ満たされていれば、能力・イベントを使用することは可能です。解決時に、能力・イベントの影響を及ぼされるものが無かったら、何も起きずに解決が終了するだけです。

たとえば、場にアイテムが存在しなくても《ピコポンハンマー》(403)を使用することも、ハーレム(相手)に何も置かれていなくても《ほれほれ薬》(256)を使用することもできます。

●その2
「〜してもよい。そうしたなら、〜する。」という書式で書かれた能力・イベントを使用した際に、「そうしたなら、〜する。」の影響を及ぼされるものが存在しない場合でも、「〜してもよい。」の部分は解決されます。
また、「〜する。〜する。」という書式で書かれた能力・イベントについても、効果の影響を受けるものがどちらかしか存在しない状態でも使用できます。

たとえば、《河合あゆみ》(345)の【体育倉庫】は、男キャラクターがいない状態で使用して、《河合あゆみ》を脇に置くことができますし、《クロア》(232)の【アサシン】は、4コスト以上の男キャラクターがいない状態で使用して、《クロア》を捨て札置き場に置くことができます。

「してもよい」んですよね?(2002.12.17)

能力・イベントには、「〜してもよい。そうしたなら、〜する。」という書式で書かれたものが存在します。この、前半部分の「〜してもよい。」は、しなくても構いません。 そうしたとしても、後半に書かれた効果が発生しないだけです。

例えば、《シィル・プライン》(427)の【広げます!】。
この能力が使用されると、6コストが支払われ、《シィル・プライン》が行動済み状態になります。続いて、能力の解決に移るわけですが、ここで「《シィル・プライン》をハーレム(相手)に置かない」のを選択することが可能です。そうした場合、キャラクターは1体も捨て札置き場に置かれること無く、能力の解決が終了します。

こうした能力の使い方をすることで、陣営修正を減らしたり、コスト調整をおこなうことが可能です。姑息な方法ですが、終盤のぎりぎりの局面では、使えないこともない…かもしれません。

イベントを打ち消そう(2002.2.6)

ハーレムマスターでは、ゲーム上の出来事に対してプレイヤー双方が対応する行動を取らないと宣言するまで処理が先に進みません。

例えば、戦闘に負けたキャラクターが処刑台に置かれる場合、双方のプレイヤーが「キャラクターが処刑台に置かれる時」に使用できる能力・イベント等を使用しないと宣言するまで、そのキャラクターは処刑台には移動しません。
逆に言えば、この場合には「キャラクターが処刑台に置かれる時」に使用できる能力・イベント等はいくつでも使用できます。
したがって、「火あぶり」「はりつけ獄門」を複数使用して処刑台にいちどに5キャラクター分のカードを送り込んで勝利する、ということが可能なわけです。

同じ理屈で、「イベントカードが使用された時」にそのイベントを打ち消す能力・イベントは複数使用できます。
具体的には、相手の場に「一条由羅」がいる状態で、自分のキャラクターに対して「闘神の館」の使用を宣言された場合、手札に複数の「幻破の鏡」あるいは「カウンター」があってコストが払えるのであれば、次のようなことが起こり得ます。
(1) 「幻破の鏡」(「カウンター」)を「闘神の館」に対して使用することを宣言 →
(2) 相手が「一条由羅」の「情報屋」を「幻破の鏡」(「カウンター」)に対して使用することを宣言 →
(3) 別の「幻破の鏡」(「カウンター」)を「闘神の館」に対して使用することを宣言

「闘神の館」を打たれるようなキャラクターが場に残るのと残らないのとでは、その後の展開が大きく変わるはずなので、「イベント打ち消しイベントが複数打てる」ことは覚えておいて損はないでしょう。

ただ、大会でこれをやると、大抵は相手プレイヤーがジャッジを呼ぶと思われます。ジャッジに「ダメ」と言われたら、その場は不思議裁定だとあきらめて受け入れてください。執拗に抗議しても嫌な人になるだけですので。