中国企業、ドイツへの投資が拡大傾向 「技術も雇用も失う」現地には懸念も
2013年01月31日
中国企業によるドイツへの投資はますます増える傾向にあり、投資分野も幅広くなった。特に自動車、工業製造、再生可能エネルギー分野への投資は全体の4分の1強を占める。ドイツ政界と財界は中国からの投資を歓迎しているものの、大規模投資は一部のドイツ国民の懸念も招いた。全球五金網が伝えた。
2012年9月までに中国資本企業のドイツ非金融分野への投資額は24億2000万米ドル(約2200億円)となった。12年1~8月だけでも前年同期比91%増の4億4000万ドル。中国企業からの投資規模はますます大きくなっている。投資額が3000万ユーロ(約37億円)超の案件は20件近くあり、11~12年は7件の大型プロジェクトが進んだ。12年7月、徐工集団がドイツコンクリート機械大手シュビングの52%の株式を買い取った。三一集団はドイツに1億ユーロを投資し、工場を設けた上、12年に3億6000万ユーロでドイツ建設機械メーカー、プツマイスターを買収した。イ柴動力(イはさんずいに維)は7億ユーロあまりでKionの25%の株式を取得している。
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