NHK福岡のニュース　福岡放送局

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電気料金値上げ公聴会２日目

九州電力が国に申請している家庭向けなどの電気料金の値上げについて利用者が意見を述べる２日目の公聴会が福岡市で開かれ、出席者からは、３１日に続いて値上げに反発する意見が相次ぎました。公聴会は、経済産業省が、九州電力の値上げの申請を審査する際に、利用者の声を反映させようと３１日から福岡市で開きました。
１日は、９人が意見を述べ、この中では、「国策などを言い訳にして原子力発電を増やした経営責任を、電力会社を選べない消費者に値上げで転嫁するのはやめてほしい」とか、「役員報酬の削減が足りない中の値上げは到底納得できない」といった値上げに反発する意見が相次ぎました。
こうした意見に対し、九州電力の瓜生道明社長が「もし値上げせずに経営破たんすることになれば、電気が１週間以上、止まる可能性もある」と発言し、これについて出席者が「脅しではないか」と問うやりとりもありました。
また、公聴会では、値上げが妥当かどうかを審査する経済産業省の専門委員会の委員から、「九州電力は利用者が説明を求めていることを理解し、継続的に耳を傾けるようにしてもらいたい」という意見も出されました。
２日間にわたった公聴会の後、瓜生社長は記者団に対して、「全社一丸となって値上げへの理解を求めていきたい」と述べ、あくまで申請通りの値上げが必要だという考えを繰り返しました。

02月01日　19時00分

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