"FH56/KDのカラーバリエーションはシャイニーブラック、ルビーレッド、スノーホワイトの3色で、FH54/KDのカラーバリエーションはシャイニーブラックの1色となる（FH54/KDにはワイヤレスタッチパッドは付属しない）"
【表：FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要一覧、他の画像】
AV機能重視の液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」の春モデルは、21.5型ワイドディスプレイを搭載する2モデルのみ。23型ワイドディスプレイを搭載するモデルは継続販売となる。全モデルにクイックテレビ機能を搭載し、Officeも最新ソフトに刷新した。
●21.5型の2機種をモデルチェンジ、23型モデルは継続販売
富士通は2月1日、地デジチューナーを搭載する液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」シリーズの2013年春モデルを発表した。23型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「FH98/JD」「FH77/JD」は2012年秋冬モデルを継続販売し、21.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「FH56/KD」「FH54/KD」の2モデルを2013年2月7日に発売する。価格はオープンで、想定実売価格はFH56/KDが20万円強、FH54/KDが16万円前後だ。
今回の春モデルでは、全モデルが最速約1.5秒でテレビが起動する「クイックテレビ」機能に対応し（FH56/KDは3波対応、FH54/KDは地上波デジタルの1波のみ）、プリインストールするオフィススイートもOffice Home and Business 2013に刷新した。また、スマートフォンにワイヤレスで録画番組を転送する機能も今後のアップデートで利用可能になるとしている。
FH56/KDとFH54/KDのどちらも、厚さ17.5センチの薄型ボディや基本スペックについては2012年秋冬モデルから大きな変更はない。
FH56/KDの主なスペックは、CPUがCore i7-3630QM（2.4GHz／最大3.4GHz）メモリは8Gバイト（4Gバイト×2、最大16Gバイト）、ストレージは2TバイトHDD（7200rpm）、光学ドライブはBDXL対応Blu-ray Discドライブとなる。ディスプレイはIPSパネルを採用しており、解像度は1920×1080ドットだ。
インタフェースはUSB 3.0を3基、右側面にUSB 2.0を3基（左側面にある1基は電源オフUSB充電機能対応）、SDXC対応SDメモリーカード／メモリースティックPRO対応のカードスロット、音声入出力、HDMI入力（3D映像は不可）、約92万画素のWebカメラを備える。ネットワーク機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LANとギガビットLAN、Bluetooth 4.0＋HSを利用可能だ。テレビ機能については、従来通りデジタル3波（地上デジタル／BSデジタル／110度CSデジタル）対応テレビチューナーを搭載し、「長時間15倍ダブル録画」をに対応する。
FH56/KDには、Windows 8の操作に最適化したワイヤレスタッチパッドが新たに付属する。2本指でのスクロール、拡大／縮小のほか、3本指での音量調節、4本指でのアクティブウィンドウ変更、5本指でのスタート画面呼び出しといった操作を行える。
下位モデルのFH54/KDは、CPUを強化しダブル録画に対応したことが従来モデルからの変更点だ。CPUはCore i3-3120M（2.5GHz）、メモリが4Gバイト、HDDの容量が1Tバイトとなる以外は、FH56/KDと共通の仕様となる。OSは64ビット版のWindows 8をプリインストールする。本体サイズは518（幅）×175（奥行き）×410（高さ）ミリで、約7.6キロ（FH56/KDの場合、FH54/KDは6.6キロ）。
富士通の直販サイト「WEB MART」では3TバイトHDD、16Gバイトメモリといったハイスペックな構成で注文できるほか、テレビ機能の有無やオフィススイートのエディションを選択できる。
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