韓国の活動組織からのシンガポール国内でのいわゆる従軍慰安婦像の設置要求に対し、文化・共同体・青年省(MCCY)は1月30日、この件に関して何ら議論は行われていないとし、シンガポールにそのような像の設置をすることは認められないと発表した。
韓国のソウルに拠点を置く活動組織、韓国従軍慰安婦評議会のメンバーがシンガポール入りする予定だったが、文化・共同体・青年省の決定を受けて来星を取りやめた。シンガポールに像の設置を求めた理由として、同組織のリーダー、アン・セオン・ミーは、第2次世界大戦中シンガポールで慰安婦となり、現在も生存する88歳の韓国人女性キム・ボク・ドンに触発されたという。
同組織はシンガポール文化・共同体・青年省に直接依頼はしておらず、ソウルのシンガポール大使館に話し合いを申し込んだが、大使館側のスケジュールの都合で会うことができなかったという。
ソウルのシンガポール大使館は、文化・共同体・青年省の発表した内容以上のコメントはないとの声明を出した。