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ミャンマー支援 債務解消受け本格化
1月31日 4時22分

ミャンマー支援 債務解消受け本格化
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政府は、ミャンマーが抱える日本への支払いが滞っていた債務を解消する手続きがほぼ終了したことから、ことし3月までに500億円規模の円借款を実施するなど、今後、成長が期待されるミャンマーへの支援を本格化させることにしています。

ミャンマーは経済改革が進む一方で、過去に背負った巨額の対外債務のために新たな融資が受けられなくなっています。
このため日本政府は去年4月、ミャンマーへの支援の一環として、およそ5000億円に上る日本への支払いが滞っていた債務を解消する方針を表明し、手続きを進めてきました。
その結果、およそ3000億円については、日本の大手金融機関が返済のための資金を一時的に融資するなどして30日付けで解消されたほか、残りについても、日本政府が、ことし4月以降に免除することになり、手続きはほぼ終了したということです。
ミャンマーに対しては、麻生副総理兼財務大臣がことし3月までに500億円規模の円借款を実施する考えを伝えるなど、安倍政権としても支援する姿勢を明確にしています。
さらに新年度には、インフラ整備や人材育成などのために、およそ200億円の無償資金協力なども実施することにしており、日本政府としては今後、成長が期待されるミャンマーへの支援を早く本格化させて、開発の主導権を握りたい考えです。

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