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中国大気汚染深刻 警報を新設1月30日 17時9分
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大気汚染が深刻な状態が続いていることから、中国の気象当局は、大気汚染に関する警報の出し方を見直し、新たに外出を避けるよう呼びかける最高レベルの警報を設け、警戒を呼びかけています。
中国では今月に入ってから、東部や内陸部を中心に広い範囲で車の排気ガスなどに含まれるPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が高く、大気汚染が深刻な状態が続いています。
呼吸器系の被害を訴える人も後を絶たないことから、中国気象局は、大気汚染に関する警報の出し方について、これまでの2段階から、PM2.5の濃度などを踏まえて、さらに高いレベルの警戒を呼びかける警報を新たに設け、3段階に見直しました。新たに設けられた最高レベルの警報では、大気汚染が深刻だとして、外出を避けるよう呼びかけるものとなっています。
30日は、東部の山東省や内陸部の安徽省などで最高レベルの警報が出されました。
中国では、深刻な大気汚染を受けて、温家宝首相が汚染物質の排出を減らすなど、有効な措置を取るよう指示を行い、公用車の利用の削減や工場の操業の停止など、緊急の措置が取られていますが、依然として大気汚染が深刻な状態が続いています。
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