鳥取市で不法投棄された廃棄物から高レベルの放射線量検出
30日、鳥取市で不法投棄された廃棄物から、高いレベルの放射線量が検出された。県は、現場付近を立ち入り禁止にして、監視を続けている。
高レベルの放射線量が検出された廃棄物は、30日昼ごろ、鳥取市岩倉の市道沿いののり面で見つかった。
廃棄物は、直径1メートルほどのボール状にからまった粘着テープのようなもので、自然界のおよそ500倍の強さの、1時間あたり24マイクロシーベルト(μSv)の放射線量が検出された。
分析の結果、鉛やラジウムなどが検出され、医療用として使われた物質の可能性が高いとみられている。
県は、直ちに健康被害が出るレベルではないとしているが、現場付近の放射線量の監視を続けながら、今後の処分方法について検討することにしている。