りそな銀から借入金約40億円詐取容疑 医療機器会社元社長を逮捕
「大学から医療機器の発注を受けている」などとうそをつき、りそな銀行から借入金およそ40億円をだまし取った疑いで、医療機器会社元社長の79歳の女が警視庁に逮捕された。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、医療機器会社「ヤマト樹脂光学」元社長・久保村 廣子容疑者(79)。
久保村容疑者は、2008年ごろ、「医療機器の発注を大学病院から受けている」などとうそをつき、売買契約書を偽造するなどして、仕入れ資金として、りそな銀行からおよそ40億円を借り入れ、だまし取った疑いが持たれている。
ヤマト樹脂光学は2008年に破産したが、久保村容疑者は、破産する数年前から、会社の運営が順調であると装う手口で、複数の金融機関から借り入れと返済を繰り返す自転車操業の経営を続けていたとみられている。
久保村容疑者は調べに対し、「返済のあてはありました」と容疑を否認しているという。