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国際
中国の弾圧に抗議 チベット亡命政府が大規模集会、「自殺者増える」
2013.1.30 19:21
[チベット]
【ニューデリー=岩田智雄】インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府は30日、ニューデリーで中国政府によるチベット人弾圧を非難し、国際社会に支援を求める大規模集会を開いた。
中国・チベット自治区では29日、自治区政府主席に強硬派とされるロサン・ジャムカン氏が選出され、習近平指導部のチベット政策の転換を期待していた亡命人社会に、失望感が広がる中での開催となった。
集会には亡命チベット人をはじめ、インド政府のアドバニ元副首相ら約4500人が出席した。亡命政府によれば、中国では2009年以来、弾圧に抗議し99人が焼身自殺を図った。亡命政府のロブサン・センゲ首相は演説で、「中国政府は軍事的冒険主義や国民主義を高めている」と指摘、「インドや日本、フィリピン、ベトナムなども神経質になっている」と訴えた。
PTI通信によると、ロサン・ジャムカン氏は「ダライ・ラマ一派と断固戦うため、強い政治的立場を取り、行動していく」と表明。センゲ首相は産経新聞に、「中国政府が政策を展開する望みはほとんどない。焼身自殺者が増えることが心配だ」と述べた。
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