普通に考えれば、ある程度の高さを確保した方が試合は見やすい。ドイツなどの新しいスタジアムを見ていると客席の最前列の位置が高くなっているように思える。しかし、そうすることで失われるものは大きいと私は思う。
■選手とファンの一体感
イングランドのプレミアリーグが世界中の人々を(スタジアムに行けないテレビ桟敷の人々も含めて)熱狂させるのは、スタジアムの構造が作り出す選手とファンの一体感に負う部分がかなりあると思っている。
テレビを通しても空間がタイトというか、密度が濃いように感じる。それを最も痛感するのはゴールが決まった直後だ。
ヒーローとなった選手はガッツポーズや歓喜のジャンプを繰り返しながら客席に向かって爆走する。それを仲間が祝福しようと追いかける。つかまえて歓喜の塊ができる。
この一連の流れをテレビのカメラが追いかけた時、選手たちの歓喜の塊の後景には、同じように喜びを爆発させて誰彼となく抱き合うファンの姿がある。
■誰もが「そこに行ってみたい」
一つのフレームに選手とファンの喜びが共存している。そこに映るのは混ざり物のない「至福」のみ。テレビで目にすれば、誰でも「自分もそこに行ってみたい」と思わせるような光景である。
サブリミナル効果ではないが、プレミアリーグはそういう刷り込みを毎週毎週、世界中の人々に施しているように思えてならない。
それが可能なのはピッチと客席の距離が近く、また客席の位置が低い、スタジアムのつくりが大いに関係していそうだ。
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新潟 | 4 (終了) 1 | 札幌 |
---|---|---|
C大阪 | 2 (終了) 2 | 川崎 |
F東京 | 6 (終了) 2 | 仙台 |
磐田 | 2 (終了) 1 | G大阪 |
鹿島 | 2 (終了) 0 | 柏 |
清水 | 0 (終了) 0 | 大宮 |
浦和 | 2 (終了) 0 | 名古屋 |
神戸 | 0 (終了) 1 | 広島 |
横浜M | 1 (終了) 0 | 鳥栖 |
札幌 | 0 (終了) 2 | 横浜M |
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G大阪 | 2 (終了) 2 | F東京 |
川崎 | 2 (終了) 1 | 清水 |
柏 | 1 (終了) 0 | 神戸 |
名古屋 | 1 (終了) 2 | 鹿島 |
大宮 | 2 (終了) 0 | 磐田 |
広島 | 4 (終了) 1 | C大阪 |
鳥栖 | 3 (終了) 1 | 浦和 |
仙台 | 0 (終了) 1 | 新潟 |
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