契約更改後の記者会見を終え、席を立つ阪神・久保=沖縄県読谷村【拡大】
最後は新クローザーが締めた。阪神・久保康友投手(32)が31日、沖縄・読谷村のキャンプ宿舎で契約更改交渉を行い、2000万円減の年俸1億2000万円でサイン。これで阪神は全選手が契約を終えた。今季からクローザーを任される右腕は、キャンプ中も連日ブルペン投球を行う考えを示した。
「(自主トレで)昨年まではそんなにブルペンに頻繁に入らなかったけど、今年はほぼ毎日入ってきた。キャンプでも? その予定です」
プロ9年目で本格的に抑えに挑戦する。不安もあるが、やるからには万全の状態で挑む。1月中、石垣島などで行っていた自主トレでは、連投を想定し、ほぼ毎日ブルペンで投球練習。1日からのキャンプでも連日30~40球を投げ続ける。
「選手が多く入れ替わったという意味では未知。上位争いすることもあるし、新しくチームに入った選手がダメなら昨年みたいな順位に終わることもある。僕も最高の成績を残していきたい」
米大リーグ、カブスに移籍した藤川は同じ32歳。同級生から託されたバトンを握りしめ、勝ちゲームの最後を守りぬく。 (西垣戸 理大)
(紙面から)