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青森の歴史たどる絵はがき展開幕
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明治から昭和にかけての青森市の様子が分かる写真や地図に見入る市民 |
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絵はがき写真展「青森今昔物語 絵葉書でたどる青森市の百年」が29日、青森市新町のさくら野百貨店で始まった。明治から昭和にかけての青森市の街並みや人々の様子が分かる絵はがきをA4判に拡大し、約200枚展示。県庁移転、市制施行、大火、空襲…。約100年にわたる同市の歩みを振り返ることができる。
展示されている絵はがきは、青森空襲を記録する会(今村修会長)が30年以上かけて集めた約2千枚の中から選んだもの。青森の街をつくり上げてきた先人の思いをくみ取り、今後の街づくりに役立つことができれば−との思いから、同会が写真展を企画した。
1908(明治41)年9月、当時の嘉仁皇太子の来県に合わせ、県庁にはドーム屋根の貴賓室が増築され、水道も引かれた。展示された記念の絵はがきを見ると、増築工事の現場で子どもたちが遊ぶほほ笑ましい写真が使われていることが分かる。明治や昭和の同市全域の地図もあり、現在の街並みと比べながら展示を楽しむことができる。
青森市の無職佐藤みきさん(85)は、昭和に撮られたねぶた祭の写真を眺めながら「ねぶたの顔が今と全然違う。昔は町内会でねぶたを出していたので、家の前で見ることができた」と、当時に思いをはせていた。
写真展は入場無料で2月3日まで。
また同会は、展示した絵はがきを一冊にまとめた写真集も発行した。B5判140ページで、1冊1900円。同展会場で販売している。
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