30年前にNHKの朝ドラとして放送され視聴率50%を超えた“伝説のドラマ”「おしん」の劇場版(今秋公開予定)のキャスティングがこのほど決まった。昨年「EXILE」HIRO(43)と結婚した上戸彩(27)がおしんの母親を演じるのは味わい深い人選だが、問題は父親役。よりによって「SMAP」稲垣吾郎(39)というから、業界内からは「う~ん、ちょっとイメージが違いすぎるのでは…」といった声が噴出している。
「キャスト表を見た時、正直『おいおい、これで大丈夫か?』と思いましたよ。貧しい農村夫婦というより、セレブカップルですからね」――。
こう話すのは映画関係者だ。原作は山形の貧しい農村で生まれた主人公のおしんが、明治から昭和にかけて貧しくもたくましく生きる姿を描いたもの。1983年にNHK連続テレビ小説で放送され、平均視聴率は52・6%という驚異的な数字をマーク。海外での評価も高く、日本を代表する国民的ドラマと言っていい。
「おしん役には当初、人気子役の芦田愛菜や小林星蘭の名前も挙がったが、製作者サイドはあえてそれをやめ、一から子役オーディションを行った。すべてはおしんのイメージにふさわしい子役を発掘するためですよ」(現場スタッフ)
その熱意には誰も文句はないようだが、民放関係者はこう証言する。
「HIROと結婚し、清純派から母親キャラへ脱皮する上戸の演技には期待が集まっています。一方、稲垣の役は貧しい農村夫婦の夫。それなのに、休日はゴルフざんまいで家庭的なイメージもゼロの稲垣では…ハッキリ言って荷が重いのでは」
映画と現実世界は違うとはいえ、観客が素直に感情移入できるかは微妙なところだ。
では一体、なぜ稲垣がキャスティングされたのか?
「ちょっと前の映画で脇役をやらせたら、それが案外良かったということで、脇役の方が存在感が増すだろうという稲垣サイドの“力”が大きく働いた、といわれています」と明かすのは前出テレビ関係者。
業界でもこのキャスティングは波紋を呼んでいる。当初、製作サイドは物語に重要な役割を果たす脱走兵の役に瑛太(30)や向井理(30)、三浦春馬(22)、松坂桃李(24)らイケメン俳優の起用を考えていたというが、オファーを出したところ「すべて断られてしまった」(映画関係者)という。単にスケジュールが空いていなかったのか、それとも他に理由があるのか。
「この業界ではオファーを受けたら、ほかのキャスティングも見るし、物語全体が役者のイメージに合うかも慎重に確認します。それがビミョーなら、どんなにイイ話でも断りますね」とは芸能プロ関係者。つまり「この配役じゃあ、出るべきじゃない」と判断したともとれなくない。
逆に考えれば、これだけの不評をハネ返す演技を稲垣が見せたら、役者として大躍進し映画もヒットしそうだが、果たして――。
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