柔道全日本女子の園田隆二監督(39)がトップ選手15人から暴力やパワハラで日本オリンピック委員会(JOC)に“集団告発”された件は、日本のスポーツ界に大きな衝撃を呼んだ。改めて体罰問題がクローズアップされる中、本紙で長らく柔道解説を担当するバルセロナ五輪95キロ超級銀メダリストの暴走王・小川直也(44=小川道場)はどう見ているのか。緊急直撃に意外な見解を示した。
――明大の後輩にあたる園田監督の指導法をめぐって大騒動になっている
小川:まずは、後輩がこんなことになって、お騒がせして申し訳ありません。先輩の一人として皆さんに謝りたい。
――どう感じたか
小川:どうしても、オレの話は先輩後輩の感情が入るということを前提にして聞いてほしい。それで、心配になって、本人に電話して事実か確認したよ。本人は「報道の通り、事実です」と話していた。ただ、この件はすでに全柔連からJOCに報告が行っている。本人も「態度を改める」と話していた。
――ただ、これだけの騒動になり、続投に批判的な声が多かった
小川:それに関しては一つある。この件は全柔連から彼に処分があって、その段階でいったん収まったはず。それでリオ五輪へ向けて、仕切り直しとなったはずだ。JOCが問題とするなら、報告を受けた時点ですぐに発表すべきじゃないか。そうしなかったのは、JOCも「解決済み」と認識したってことだろう。関係者にも「終わっている話」と聞いた。暴力行為は昨年12月までの件だし、新たに事件を起こした…というなら問題だけどね。要するに誰がこの時期に問題にしているのかということ。「お家騒動」だよ、これは。
――どういうことか
小川:全柔連、JOCの対応に納得していない人がいるってことだろ。リオ五輪に向けて気持ちよく一致団結して再スタートしたいところなのに残念でならないし、恥ずかしい。
――ただ、事は体罰の問題だけに根は深い
小川:もちろん体罰、暴力は言語道断、良くないことだ。「古い体質」と言われればそうだと思うし、それは絶対に改めるべき。ただなあ…、もっと(指導の)現場の声も聞いてほしい。実際の現場は置き去りになっている面もあると思う。体罰はしないけれど、きちっとした教育を望む親御さんもいるってことなんだ。
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