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富山湾の一部を含む海域が
調査の対象となる可能性が高まっている |
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海底に眠る「メタンハイドレート」、次世代のエネルギー資源として全国で今、利用に向けた動きが加速しています。
国は新年度、「メタンハイドレート」の調査を日本海側で行う計画で、富山湾の一部を含む海域が調査の対象となる可能性が高まっています。
メタンハイドレートとは“燃える氷”とも呼ばれる天然ガスの一種で次世代のエネルギーとして期待を集めています。
国は新年度の予算案にメタンハイドレートを開発する事業費として87億3千万円を盛り込みました。
富山県商工労働部によりますと国は去年から太平洋側でメタンハイドレートの資源量を把握するための調査を始めていて、新年度は新たに日本海側でも調査を行う計画です。
調査の時期や場所はまだ決まっていませんが、富山湾の一部を含む佐渡島沖から上越沖の海域での調査が有望視されています。
日本海側では海底の奥深くに氷のような状態でむき出しになっている表層型のメタンハイドレートが広い範囲で確認されていて、国の研究機関のほか全国の自治体や大学でも研究が進められています。
明治大学松本良特任教授「日本海とオホーツク海の広い海域に表層ガス(メタン)ハイドレートが存在する可能性が見えてきた」
去年9月には富山県など日本海沿岸の10の府と県が連携して「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」を設立していて石井知事は「富山湾を含む海域での調査に期待したい」と話しています。
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