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【いじめ】「いじめが直接的要因」大津中2自殺で報告

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おととし大津市で、中学2年生が自殺した問題で、第三者委員会は、「いじめが、自殺につながる直接的要因になった」とする報告書を提出しました。

越・大津市長に提出した報告書の中で第三者委員会は、「いじめ行為は生徒に屈辱感、絶望感、無力感をもたらした」「生徒はいじめの世界から抜け出せないことを悟り生への思いを断念せざるを得なかった」と指摘。「いじめが自殺につながる直接的要因になったと考えられる」としています。学校はこれまで、「自殺前にいじめを認識できなかった」としてきましたが、報告書は、「学校がいじめを認知できなかったことに強い疑問がある」「教育現場に、いじめを認知することを避けようとする何らかの力が働いているのではないかとさえ疑う」としています。また再発防止のため、いじめ被害の救済システムを学校の外に置くことや、学校と距離を持つ弁護士の活用も提言しています。