内柴正人被告:女子柔道部員準強姦罪で懲役5年実刑判決
毎日新聞 2013年02月01日 10時08分(最終更新 02月01日 10時16分)
酒に酔って熟睡していた10代の女子柔道部員に性的暴行をしたとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた九州看護福祉大(熊本県玉名市)元コーチでアテネ・北京両五輪の柔道男子66キロ級金メダリスト、内柴正人被告(34)に対し、東京地裁(鬼沢友直裁判長)は1日、求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡した。
起訴状によると、内柴被告は11年9月20日未明、合宿のため宿泊していた東京都八王子市のホテルで女子部員に性的暴行をしたとされる。
内柴被告は公判で「性的関係を持ったのは事実。社会的に非難されることだ」と謝罪する一方、「女子部員は間違いなく起きていた。合意の上での性行為だった」と無罪を主張していた。
準強姦罪は、判断能力がなかったり、抵抗できない状態の女性に性的暴行をした場合に適用され、強姦罪と同じ3年以上の懲役。【和田武士】