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柔道の内柴元選手に懲役5年の判決
2月1日 10時7分

オリンピックの柔道男子の金メダリスト、内柴正人元選手が酒に酔った大学の女子柔道部員に暴行した罪に問われた事件の裁判で、東京地方裁判所は「被告の供述は全く信用できない」と指摘して無罪の主張を退け、求刑と同じ懲役5年の実刑を言い渡しました。

オリンピックのアテネと北京の2大会連続で金メダルを獲得した元柔道選手の内柴正人被告(34)は、おととし、客員教授を務めていた熊本県内の大学の10代の女子柔道部員が酒に酔って眠っている間に、暴行した罪に問われました。
裁判で検察は懲役5年を求刑しましたが、内柴元選手は「乱暴したのではなく同意があった」と無罪を主張していました。
判決で東京地方裁判所の鬼澤友直裁判長は、「女子部員が酔いつぶれ、ほとんど意識を失った状態だったことは明らかだ。女子部員が起きていたなどと主張する被告の供述は全く信用できない」と指摘し、懲役5年の実刑を言い渡しました。
内柴元選手は、立ち上がって前を向いたまま主文の言い渡しを聞いていましたが、裁判長から座るよう促されると証言台の前のいすに腰掛けて両手で顔を覆っていました。

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