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【サッカー】

大津が初のA代表入り!!

2013年2月1日 紙面から

 日本サッカー協会は31日、2013年初戦となるキリンチャレンジ杯・ラトビア戦(2月6日、ホームズスタジアム神戸)に臨む日本代表メンバー23人を発表し、ロンドン五輪代表のFW大津祐樹(22)=VVVフェンロ=が初選出された。欧州組は15人で、昨年11月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選・オマーン戦を負傷で欠場したFW香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=とDF内田篤人(24)=シャルケ=が復帰し、FW本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=、DF長友佑都(26)=インテル・ミラノ=らが順当に選ばれた。

 日本はW杯最終予選のアウェー・ヨルダン戦(3月26日、アンマン)に勝てば、5大会連続のW杯本大会出場が決まる。

 衝撃的な活躍を披露したロンドン五輪で、「チャラ男」はザック監督をすっかり虜(とりこ)にしていた。今季移籍したオランダ1部のVVVフェンロで出場機会を得ると、代表招集の機は熟した。個人の評価をめったに口にしないイタリア人指揮官が、22歳のアタッカーに関してだけは珍しく激賞した。

 「大津は右でも左でも、トップ下でもセンターフォワードでもプレーすることができるユーティリティーの能力がある。ピッチで見せるパーソナリティー(個性)、思い切りの良さは魅力だ」

 シーズン前の国内組はコンディションが不透明で、「欧州組を多く呼びたかった」(ザック監督)という巡り合わせはある。それでも、自分の目で確信した選手しか選ばないのが現実主義のザック流だ。

 指揮官は問わず語りで「以前から呼びたかった」と、五輪前から大津を招集するタイミングを探っていたことを明かし、「可能性があれば(ラトビア戦で)使いたい。ピッチでも見てみたい」と熱烈なラブコール。積極的に招集しながら伸び悩む「若手枠」のFW宇佐美(ホッフェンハイム)、FW原口(浦和)、FW宮市(ウィガン)らに対する発言とは明らかにニュアンスが違った。

 ロンドン五輪3位決定戦の韓国戦直後、大津は 目を赤く腫らしながら、仲間にこう呼び掛けていた。「次は、A代表で会おう」−、と。凱旋(がいせん)するチャラ男が、満を持してA代表に殴り込む。 (松岡祐司)

 

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