キャンプへの意気込みを話す日本ハムの大谷=沖縄・名護市内で(佐藤哲紀撮影)
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黄金ルーキーが沖縄にやってきた。日本ハムは31日、1、2軍ともそろって沖縄入り。ドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東高=を追いかけ、ずらりと並んだテレビカメラは30台。報道陣100人にファン200人の計300人が、前代未聞の二刀流ルーキーを出迎えた。「たくさんの人に見られるのは緊張するけど、その中でやっていかないといけない。緊張で力が入ると思うが、自分のペースを守っていきたい」と、初めてのキャンプに臨む意気込みを語った。
日本ハムの沖縄入りで空港に300人が出迎えたのは、2008年の中田の時とほぼ同じ。中田は1軍スタートだったが、2軍選手への注目度としては異例だ。初めて会った大谷について「細いけど、大きいからすげぇなと思った」と中田。「将来、中田と大谷で中軸を組ませたいか?」という質問に、栗山英樹監督(51)は「打者としてだったら、当然そうなるね」と、新たな『ON』コンビの夢を見る。
初めて沖縄に上陸した大谷は「この時期にこんな暖かいところで動くのは初めて」と、雪国育ちなだけに、南国の暖かさに感動。オーバーワークを心配する声もあったが「すごく順調に来てるし、暖かい所だから、多少激しい動きをしても大丈夫かなと思う」と、エンジン全開でプロ人生をスタートさせる。
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