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【プロ野球】

原監督指令 連覇を意識せよ!

2013年2月1日 紙面から

参拝後、ガッツポーズをする巨人の原監督=宮崎神宮で(市川和宏撮影)

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 巨人の原辰徳監督(54)が31日、キャンプに入るナインに対し「連覇を意識せよ」と“横綱相撲”指令を下した。2年連続日本一への挑戦権を持っているのは原巨人のみ。今季は王者のプライドを胸に持ち続け、中日などセ界のライバルの攻勢をはね返していく。

 「今年は連覇というものを意識します」。午後5時からの全体ミーティング。1、2軍全選手を前に、原監督の熱弁がこだました。指揮官はあえて連覇という言葉を口にした。「全員、そう思ってください。そうでなければ、ジャイアンツのユニホームを着る資格はないと思っています」。闘志が言葉ににじみ出た。

 今季が監督生活の10シーズン目。過去2度の日本一の翌年は「前年の優勝は忘れよう」と呼び掛けた。しかし、2度とも覇権を奪われた。今度こそと思う中で考え付いたのが逆転の発想だった。

 連覇という言葉を口にすることで、王者の意識を自然と植え付ける。そして、相手の攻勢を真正面で受け止めて、はね返す。いわば「王道」のチームづくり。これが2年連続日本一の近道と指揮官は考えているのだ。

 「後ろを見ずに前へ、前へ戦っていきたい」。原監督はこう言葉に力を込めた。2年連続日本一はV9以来果たしていない難業。しかし、臆してはいない。王者の誇りを胸に、今季も頂点へ突き進む。

  (川越亮太)

 

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