岩手のニュース

JR大船渡線 気仙沼−盛間BRT 3月2日運行開始

 東日本大震災で被災し、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧するJR大船渡線気仙沼−盛間(43.7キロ)について、JR東日本は31日、3月2日に運行を始めると発表した。6ルートを設定し、陸前高田市内には駅(停留所)を2カ所新設する。気仙沼−盛間の所要時間は最短で1時間11分で、鉄道時代より13分遅くなる。
 大船渡−盛間の一部1.9キロは専用道となるが、大半は国道45号など一般道を走る。駅は岩手県立高田病院と長部地区に新設。被災した岩手県陸前高田市中心部を迂回(うかい)するため、市仮庁舎などに3カ所移設した。
 定員は69〜76人で鉄道より少なくなるが、時間帯によって台数を増やすという。
 本数は鉄道時代と比べ、気仙沼−陸前高田間(1日当たり上下計25本)、陸前矢作−陸前高田間(37本)、陸前高田−盛間(51本)は増加。気仙沼−上鹿折間(11本)は少なくなる。震災前は19本運行していた。
 運賃はBRTだけを利用した場合は鉄道と同額。JR線に乗り継いだ場合、岩手県南や宮城県北の一定区間で発着すれば100円引きとなる。
 JR東は小友−盛間を専用道とする計画で、秋の完成を目指している。


2013年02月01日金曜日


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