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JR大船渡線・気仙沼−上鹿折間、路線バスで輸送
バス高速輸送システム(BRT)を導入し、今春にも仮復旧するJR大船渡線気仙沼−盛間(43.7キロ)について、JR東日本は27日、気仙沼−上鹿折間(7.5キロ)で路線バスでの振り替え輸送を行う計画を住民に示した。 宮城県気仙沼市鹿折地区であった住民団体との懇談会でJR盛岡支社、気仙沼市の関係者が説明した。 同市内の仮復旧は、BRT専用道を設けず全線一般道を走行。気仙沼−陸前高田間は鹿折唐桑経由で国道45号を使うルートが「幹線」で、JRは専用バスを運行する。 上鹿折−気仙沼間の利用者向けには一般道を活用する計画だが、道幅が狭く専用バスの走行が難しいため、現在市が民間に委託し運行中の路線バスによる振り替え輸送の態勢を取る。 上鹿折、鹿折唐桑、気仙沼の3駅(停留所)で乗り降りする場合に限り、バス運賃より格安のJRの定期券・回数券を使えるようにする。区間を越える場合は別にバス運賃を支払う。 住民からは「朝夕などの増便ができないか」「高校生の通学には、区間を越えてもJR料金を適用してほしい」などの意見や要望が出され、今後の検討課題とした。 被害が小さい気仙沼−陸前矢作間の先行復旧を求める声に、JR側は「気仙沼から盛までの全線を一緒に再開させたい考えだ」と説明した。
2013年01月28日月曜日
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