オスプレイ兵士宙づり ホバリング訓練

兵士5人を吊り下げ、ホバリングするオスプレイ=30日午後4時10分、宜野座村(湧田ちひろ撮影)

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2013年1月31日 09時44分
(17時間14分前に更新)

 【宜野座】宜野座村の米軍キャンプ・ハンセンの上空で30日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ1機が兵士5人をワイヤのようなものでつり下げ、上下にホバリングする訓練を実施しているのが確認された。村によると、同機による兵士の宙づり訓練の確認は初めて。

 機体番号「04」が同日午後4時10分ごろ、同村福山区に隣接するハンセン内で、ワイヤに腰を固定した兵士を宙づりにし、ヘリモードでホバリングを実施した。訓練を目撃した男性によると、同機は30分ほどホバリングを繰り返していたという。

 オスプレイは強い下降気流や高温排気による強風の影響のほか、火災の危険性が懸念されている。

 比嘉徳信区長は「兵士の宙づりは危険だ。ヘリモードで集落を低空飛行するなど、米軍は約束を守らない」と訓練の中止を訴えた。

 一方、延べ7機が朝から午後にかけて離陸した29日、上大謝名公民館では、午前9時24分に92・1デシベルを記録した。

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