お腹の中の子はダウン症

IVF・ICSIで流産すること3回。4回目の41歳でやっと不妊治療専門病院を卒業
その後、羊水検査にて妊娠18週のとき、お腹の中の子は21トリソミー・ダウン症の男の子とわかりました。告知された日から出産までを記録します。


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再度、送信願います。

★テレビを見て、メッセージ、コメントいただく方が多くいらっしゃいますが、もしよろしければブログの趣旨をご理解いただいてから、コメントなどしていただければ幸いです。

テレビではかなり、会話の前後が省略されているので少し、私の趣旨が伝わっていない部分もありますので。

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最近頂いた質問の中から・・・

私が、何度もこちらのブログで、企業就労には障害の重い軽いはあまり関係ないと書いているが、どの程度の重さまで働けますか?という感じのものがいくつかありました。


その質問された方のほとんどのお子さんは、まだ10歳以下・・・

そのうえでの答えになりますが、私が以前採用したPDDの方(精神障害者手帳所持)は、小学校までは手帳の上では最重度の知的障害だったとか。

しかし、彼は大学を卒業されその後一般枠で就職しています。

就職後、会社であまりにも仕事がうまくいかず、いろいろ調べた結果PDDがわかり、その後手帳を取得されたとのことです。

彼曰く、幼少期のころ頭の中では周囲の言っていることはほとんど理解できていたが、それを「発語」することができず、また人まねをすることも苦手だったので、いわゆる発達検査のような場所では何もできなかったとのことです。

この事例から考えると、幼少期の判定は将来の就労にはあまり関係ないのかなぁ、少なくともこのような例は実際あると思います。


また、手帳の上では最重度の知的障害でも就労できるかとのご質問もありますが。。。

それもまた、こんな記事 も書いていますが、不可能でなないと思われます。

ただ、企業就労する上で、絶対的に必要とされていることは・・・

「働く体力」のある方です。

この体力は、周囲から常時指示を受ける緊張の下で5時間前後作業に集中する力です。

もちろん、途中で休憩ははいりますし、職場によっては複数指示のはいらない、一人でゆっくり集中できる職場環境のこともあります。

でも、会社にいるということそのものがかなり緊張感を強いられることであり、その環境に毎日決まった時間耐える体力があること。

これが、意外に障害の重い軽いに関係なくハードルが高いようです。


以前、私がかかわった方・・・

彼は、障害者手帳の上では中度知的障害者でしたが、発語がほとんどないので、周囲からはもっと障害が重いと思われている方でした。

彼は、支援者のすすめである日、大手企業の特例子会社の面接に行きました。

面接した方は、とにかく最初、意思の疎通が図れないので採用は難しいかなと思ったそうですが、支援者からの依頼で、一度彼が訓練を受けている実習の場に彼の様子を見に行ったそうです。

そこは、冷暖房が一切ない廃棄物の仕分け場でした。

炎天下の40度の中、ひたすら流れてくる廃棄物を仕分けていく作業・・・

そこの場で、黙々と作業をしているその方をみて、この忍耐力と体力のある方の潜在能力を自分の会社で生かし切れないのは、もしかしたら自分の能力不足なんではないか?と採用担当者は思ったとのことです。

結果、彼は採用され・・・おそらく今もその会社にいると思いますが。。。

実は、私は彼のことはそれほど知らないのですが、お母さんと仕事上で係っていました。

お母さんは、「息子は、とにかく知的障害はたぶんかなり重いと思う。なんで、勉強を教えるのは難しい。理解力をあげることはできない。でも、挨拶をしっかりする習慣、身辺を清潔に保つ習慣その2つだけを身に着けるように一生懸命教えてきた。同時に、とにかく体力をつけること、そこを一番重要視した」といったことをおっしゃっていました。

その時は、聞き流してしまったんですが・・・

今改めて、彼の忍耐力と体力そして、挨拶ができること、これは本当に就労の上で大切、必要不可欠なことだ思います。


そして、体力がなかなかないダウン症の方の場合・・・こちらの記事 も参照ください。

我が家の場合・・・体力はとにかく努力するのみ。

それ以上に、精神力かな・・・

しかし、どうしたら良いものか。

これから、試行錯誤していきます。


とにかく、私も「これ」という答えはないんです。

ただ、どんな状況でも諦める、後ろ向きになって努力をやめちゃう・・・これは、もったいないと思うだけです。

最重度の障害者の方でも働いている事例もあるわけですから。

そしてもちろん、働くという形以外で社会に参加している方もたくさんいらっしゃいますから。





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