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岩手と宮城 可燃物広域処理が年内終了へ
1月25日 21時18分

岩手と宮城 可燃物広域処理が年内終了へ
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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県と岩手県の沿岸部で発生したがれきのうち、可燃物について、環境省は、ほかの自治体で受け入れる広域処理を、ことしいっぱいで終了する見通しであることを明らかにしました。

東日本大震災で岩手県、宮城県、福島県の沿岸部で発生したがれきの量は、津波の堆積物を含めて推計で2667万トンに上り、環境省は、来年3月末までにすべての処理を終えるとする目標を定めています。
がれきの処理を進めるため、環境省は、宮城県と岩手県のがれきを被災地以外で受け入れる広域処理を全国の1都1府11県の自治体で進めてきましたが、このうち可燃物の処理についてはめどが立ち、宮城県についてはことし3月末までに、岩手県についてはことし12月末までに、それぞれ終了する見通しであることを明らかにしました。
その一方で、津波の堆積物については、県内での再生利用を中心に進めていますが、先月末時点で岩手県と宮城県で18%にとどまっていて、ことし3月時点の中間目標を大きく下回っています。
環境省は「津波堆積物については、中間目標の達成が厳しい状況だが、来年3月末までにすべてのがれきの処理を完了させるために今後、処理を加速化させたい」と話しています。

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