世界の雑記帳:中国で「新鮮な空気の缶詰」、大気汚染悪化で富豪男性が配布

2013年01月31日 13時58分

1月30日、大気汚染が悪化している中国で陳光標氏(右)が新鮮な空気の缶詰を配るキャンペーンを行い、世間の注目を集めている。北京で撮影(2013年 ロイター/Barry Huang)
1月30日、大気汚染が悪化している中国で陳光標氏(右)が新鮮な空気の缶詰を配るキャンペーンを行い、世間の注目を集めている。北京で撮影(2013年 ロイター/Barry Huang)

 [北京 30日 ロイター] 大気汚染が悪化している中国で、富裕層の男性が新鮮な空気の缶詰を配るキャンペーンを行っており、世間の注目を集めている。

 リサイクル事業で富を築き、慈善活動も行っている陳光標氏(44)は30日、新鮮な空気が詰まった缶を道行く人に手渡した。この空気は未開の土地から取り寄せたものだとされている。

 「行政や企業のトップに言いたい。GDPの成長率だけを追いかけてはならないし、子どもや孫たちを犠牲にして利益を追求するべきではない」と陳氏は訴える。

 大気汚染の度合いは、直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2.5」の大気中濃度で表すことができる。世界保健機関(WHO)は一日の基準として20以下を推奨し、300を超えると危険水準だとしている。北京では頻繁に500を超える水準に達し、今月12日には755を記録した。

 この缶は30日は無料で配られたが、通常は1缶当たり5元(約70円)で販売されている。

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