30日午後3時ごろ、茨城県神栖市東和田の東京電力鹿島火力発電所から「ガス爆発で、男性が倒れている」と119番通報があった。県警鹿嶋署によると、男性は設備工事の作業をしていた東芝プラントシステム社員稲本剛さん(48)=川崎市幸区=で、死亡が確認された。
署によると、稲本さんは、ガスの圧縮設備の配管を点検していた。破裂音がしたので同僚が駆けつけると、稲本さんが頭から血を流し倒れていたという。東電によると、配管は昨年12月から不具合で停止中だったガスタービン発電機につながっているという。
発電施設や配管に目立った損傷は見つかっておらず、署が爆発の原因を調べている。