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文科相 暴力行為“ほかの競技も調査を”1月31日 11時58分
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柔道女子の日本代表の強化合宿で監督などから暴力行為があった問題で、下村文部科学大臣は、JOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を文部科学省に呼び、事実関係を把握するとともに、ほかの競技でも同様のケースがないか調査するよう求めました。
この中で、日本オリンピック委員会の竹田会長は「スポーツの分野で暴力が問題となっていたことから、指導者の意識改革は重要だと考え、指導に当たってきたが、新たな問題が起きたことは大変残念だ。心からおわび申し上げる」と陳謝しました。
これに対して、下村文部科学大臣は「スポーツにおいて暴力は許されないということは『オリンピック憲章』の中でも明確にうたわれている。国際的な目安の中で、調査を主体的に進めてほしい。また、ほかの競技についても、暴力がないか調査してもらいたい」と述べました。
そのうえで、下村大臣は「2020年のオリンピックとパラリンピックの東京招致に影響が出ないよう、早めに対応し、日本のスポーツ界への信頼が回復するよう対応してほしい」と述べました。
会談のあと、竹田会長は記者団に対し「スポーツ界の体質改善が必要だと感じている。今後、JOCの理事会を開くなどして適切な対応をしていく」と述べました。
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