東山動物園:アジアゾウの赤ちゃん誕生 国内6例目
毎日新聞 2013年01月30日 11時05分(最終更新 01月30日 11時19分)
名古屋市千種区の東山動物園で29日夜、アジアゾウ「アヌラ」(メス・11歳)がメスの赤ちゃんを出産した。アジアゾウの出産は同園では初めてで国内6例目。母子ともに健康状態は良好という。一般公開の時期は未定。
同園によると、赤ちゃんは体長131センチ、体重130キロで標準的な大きさ。母親が興奮しているため、母親とは別室で経過観察をしているという。
アヌラは07年、父親のコサラ(8歳)とともにスリランカから来園。妊娠は昨年9月に判明した。今月25日から出産の兆候がみられ、同園が24時間体制で監視していた。29日午後9時ごろから陣痛が始まり、同10時25分に出産した。同園にはアフリカゾウも1頭いるが、ゾウの出産は初めて。
アジアゾウは11年末現在、国内37施設で73頭が飼育されている。【三木幸治】