世界初の論文// なぜ主格を表わす節に「が」、場所を表わす文節に「で」が、間接目的格(節)に「に」が、そして直接目的格(節)に「を(お)」の助詞が動詞の現在形の最後の音韻には「う」が使われるのでしょうか [文節の順序] [編集]
なぜ、主格を表わす節に「が」、場所を表わす文節に「で」が、間接目的格に「に」が、そして直接目的格に助詞の「を(お)」が、そして動詞の現在形の最後の音韻には「う」が使われるのでしょうか。
「は(わ)・で・に・を(お)・う」の助詞(最後の「う」のみは動詞の現在形で、その最後の音節は「う」で終わっている)は、ちゃんと理由があって使われている。
<分 析>
ⅰ.「は」について
「は」と表記するが、発音は「わ(wa)」と発音する。主格節はこの他「が」があるが、この「が」も、母音「あ」を伴っている。
「わ(wa)」には、「a」が含まれている。平常文の文章は、主格(主語)から始まる。日本語のような開音節言語は、音節が母音のみか、あるいは、子音と母音の抱き合わせの音節で成り立っている。すべての音節が母音で終わるため、文章の構成において、「母音」が重要な役割をしてい
る筈である。文章と言うものを喋るときは、最初は元気がよくてenergetic であるが、文末に近づくにつれてenergy が尻切れとんぼになって行く筈である。であるから、文章を造っている最大単位は文節であるから、文節の最後に付いている「助詞」と、文章の最後の「動詞の現在形」の
最後の音節は、次の順序で並んでいる筈という仮説が生まれる。
a → e → i → o → u (この順序に、息《energy》の量が、小さくなって行くのです)
*これを,、擬似Sartre 君は、「言語におけるEnergy逓減の法則」と呼んでいます。
*因みに、「あ・い・う・え・お」は、音の高低順に並んでいます。
ⅱ.「で」について
「で」は、「de」と発音し、場所を表わす「助詞」です。ではなぜ、「e」が付くのでしょうか。「場所」は、「主格」、「目的格」、「動詞」と一緒に並ぶ概念ではありません。
「ぼくは・・」と「主格」を口にすれば、(あなたが)何したの?と「動詞」が連想されます。「ぼくは贈ります」と言えば、「何を・・」と言うことになります。「ぼくは指輪を贈ります」となります。「ぼくは指派を贈ります」と来れば、「だれに?」と来る筈です。
「どこで」と言うのは、別のsituation であり、必要でない場合もあり、必要がある場合もあります。ですから場所を表わす助詞「で」は、間接目的を表わす助詞「に」、直接目的語を表わす助詞「を」と一緒にすることの出来ない助詞です。別な言い方をすれば、「に」や「を」より動詞から遠く
に位置する筈の「助詞」です。次のような文章になるのです。
ⅲ. 「に」について
「に」は「ni」と発音し、日本語では、間接目的を作ります。日本語で直接目的語の次に「動詞」の近さに位置します。「彼女に婚約指輪を贈ります」のように。英語でも同じです、「(I'll) present an engagement ring to her」のように。
ⅳ. 「を」について
「を」は、「お」と発音されながら、「を」と表記されます。助詞「を」は直接目的語を作り、「動詞」の直前に位置されます。英語の場合は、直後に位置されます。
ⅴ.「う」について
「う」は、動詞の現在形の最終音節に付く母音です。現在形以外は、現在形の派成形ですから現在形が選ばれるのです。同士の現在形の最後の音節は、「う・く・す・つ・ぬ・ふ・む・ゆ・る」のいずれかの音節を取ります。どの音節を取ってみても、母音「u」を持っています。
ここまでのまとめ
日本語のような開音節だけで成り立っている言語は、文節が次の順序で並ぶことになります。
・主格節 + 場所の副詞節 + 間接目的節 + 直接目的節 + ◎動詞(現在形)
*日本語では、「主語」に一番係わりの強い「動詞」が一番遠いところに位置するという不合理(不条理)が起きる。
主格節は主題ですから、文章の最初に来ます。ですからenergy の一番大きい「あ」の母音で終わっている筈です。主格に一番意味合いの係わりが大きいのは動詞ですが、母音止めの開音節言語では文節の最後に付く「助詞」が持っている母音のenergy の大きい順で物理的に音節が
並んで行くので、動詞の意味合いから一番遠いのは場所の副詞節で、既に主格で使われている「あ」のつぎに、energy 大きい「え」を含んだ助詞「で」が選ばれて、主格の後に位置するのです。英語の場合も、動詞から一番遠い、文章の最後に位置するのです。
直接目的節と間接目的節は、直接目的節のほうが当然動詞にとって意味合いが強いので、直接目的節が動詞のすぐ脇に来ます。間接目的節は場所を表わす副詞節と直接目的節のあいだに位置します。このことは英語と同じです。
例 文
・「ぼくは 東京ディズニーシーで 彼女に 婚約指輪を 贈ります。」
・「Boku-wa Tokyo Disney Sea-dstyle="color:#FF0000;">e kanojo-ni kon'yaku-yubiwa-o okurimasu 」
英 文:(中国語もほとんど同じ筈です)
・'I will present an engagement ring to her at Tokyo Disney Sea.'
・主格節 + ◎動詞 + 直接目的節 + 間接目的節 + 場所を表わす文節
(最近では英語はさらに進んで、'I will present her an engagement ring at Tokyo Disney Sea.' という構文になってしまった)
* 'I' と 'to' と固有名詞を除いて、すべてが子音で終わっているところが、日本語と違うところである。こうなるともう「文章におけるエネルギー逓減の法則」が働く必要がなく、重力の影響を受けない「意味合いの強い順」に並ぶようになる。
日本語が「音韻のエネルギーの量」という「物理的な量の順序」で、問答無用に?鉈(なた)で文節を切って行くのと違って、英語は「意味(idea)合い」の強さによって文節の順序が並んで行くのです。
鉈で文節をぶつぶつ区切っていくようだから、意味合いでは「不条理」な言語になっているのです。まさに日本語は、「無理が通れば、道理引っ込む」の言語であることが分ります。
① 「ぼくは」と来れば、「あなたがどうしたの?」と聞かれるように、動詞が来ることが予想されるが、日本語文においては文節を順序立てているのは文節の最後の助詞の母音だから、あるいは動詞の場合は現在形の最後の音節の母音が決め手となります。動詞の現在形は「u」で終わり、
5つの母音のうち一番energy が一番小さいから、動詞は最後に位置するのです。日本文も英文も動詞が、磁石のようにその動詞にとって意味合いのより強い順から文節を引きつけて行くのです。
② 主格を除いて、動詞に最も意味合いが深いのは直接目的語です。ですから直接目的語は日本文において動詞の直前に位置しているのです。つぎに動詞に意味合いが強いのは間接目的語であるから、さらにその動詞から遠い左側に位置しているのです。そして「場所を表わす助詞」
は動詞から一番遠い主語の後(の右側)に来ているのです。
(まとめ)
は>a⑤ → で>e④ → に>i③ → を>o② → う>u①
① は、動詞です。
② は、直接目的語です。
③ は、間接目的語です。
④ は、場所を示す副詞節です。
⑤ は、主格となります。
仮 説
「は(わ)・で・に・を(お)・う」は、もちろん大和言葉の助詞、動詞の現在形を抜き出したものです。最近、英語も50音節言語であったことがわかり始めたのです。英語もそのroot は古代希臘語(Greek)にたどり着くのです。古代希臘語を記録するのに、線文字Bが使われていたのです。線文
字Bは、子音が一切ない母音止めの開音節を表わす文字の一群で、日本の「あいうえお」とほぼそっくりなのです。前期古代希臘語も子音のない開音節言語だったに違いありません。
中国語も、最初から今のような閉音説で、高度な視覚言語ではなかったはずである。その前に母音止めの開音節言語の時代があった筈である。そして「助詞」に相当するものがあったに違いない筈である。
古代希臘語にしろ先史時代の中国語にしろ、それぞれ独自の「助詞」があったはずであり、文章を構成している文節の「助詞」の母音を並べてみると、a(主格) - e(場所) - i(間接目的語) - o(直接目的語) - u(動詞の現在形) の順序になっていたに違いないのである。
運転手兼Bus guide の聞きにくい英語によると、Isaac Newton だったと思う In Toronto, Canada, in May 2007
カレンダー
NIAGARA FALLS 2007
- my challenger's log 01/31NEW
- 在宅介護・健康管理・エコな生活のお役立ち情報 01/08
- H☆imagine 10/24
Visited Countries
カテゴリー
- 語学(1)
- 学問・語学(0)
- 言語社会学(2)
- ことば(0)
- 英語(2)
- 英語・試訳(1)
- ことばと社会(598)
- 理論言語学(23)
- 旅行(11)
- 音楽(22)
- 生活(0)
- English Study(3)
- 個人的経過記録(0)
- 備忘録(0)
- 社会(0)
- 映画(0)
- 映画と英語(1)
- 国際社会(0)
- 理論物理学(2)
- memo(0)
- カタカナと外国語(35)
- 発音記号(2)
- 心理学(1)
- サルトル(6)
- 同音異義語(122)
- 世界の自*症(12)
- 国会議員(1)
- Deppa(1)
- ひらがなとカタカナ(4)
- 実存主義(12)
- 助詞(1)
- クルクルパー(0)
- 尊敬・謙譲・丁寧語(1)
- 輪の国(1)
- 日本の週末(1)
- 音声言語と視覚言語(1)
- 国家の欠陥(1)
- Word(言葉)と発音記号(1)
- 顔層・骨相(0)
- 顔層・骨相と言語(1)
- 文節の順序(1)
- エネルギー逓減の法則(3)
- 世界遺産(0)
- ことばの世界遺産(1)
- NEVER ON SUNDAY(1)
- ことばの産地偽装(1)
- 歌舞伎役者と黒子(1)
- 日本語と出っ歯(0)
- 日本語と出っ歯系(1)
- 参議院選挙(1)
- 音韻と顔立ち・骨相(1)
- 自閉症気質国家(0)
- Economic animal(1)
- 議員定数(1)
- 自*症気質国家(1)
- 英語のお勉強(1)
- E=mc2乗(0)
- 重度複合障害言語(1)
- ブス・不男(1)
- The World Is One(0)
- 理論政治学(1)
- 政治家の処女性について(0)
- 代議士の処女性について(0)
- カタカナ語(2)
- 類語(0)
- 里吉里吉語(8)
- 開音節言語(5)
- 主体性の哲学(2)
- Homonym(1)
- 言語哲学(2)
最新記事一覧
- 日*人は一番悪い選択をしてしまった..
- あの国には国家目標というものがない..
- 『世界一』はもうほどほどにして!も..
- 米国はなぜ人類最初に月世界旅行した..
- 毎年何十億と言う年賀状を出し合って..
- 菅(かん)官房長官は安倍川総理がわ..
- 最近は「メイン」、「メイン」とばか..
- この世の中は人意を超えたもので動い..
- コンビニだとかビニ本だとか・・・
- キュウシュウの野菜は・・・/ 有り..
- 年賀状は日本の将来を暗示している!
- 英*はずれたことを言わない/ これ..
- 「ヨニンをゴニン逮捕して」/ こん..
- おめでとうございます!ラッキーセブ..
- カタカナ語を常用しちゃって・・・/..
- 子音のないカタカナ表記を見ていると..
- 今回の衆院選の結果から・・・
- これで日本のプレミアシップ(pre..
- 「首相がほとんど一年ごとに変わるひ..
- 「ヨニンをゴニン逮捕して・・・」
記事検索
さるとる さんの記事をnice!と思った人 (全68人)
さるとる さんがnice!と思った記事
最近のコメント
さるとる さんがコメントした記事
最近トラックバックされた記事
このブログの更新情報が届きます
すでにブログをお持ちの方は[こちら]
コメント 0