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回答(7)
「口上商人(こうじょう・あきんど)」の呼び込みセリフですね。
「結構毛だらけ、猫灰だらけ。尻(ケツ)の周りはクソだらけ。」
締められまいと、ケッコーとニワトリが鳴いて騒いで、あたりは羽だらけに。
寒がり猫は火を落とした竈(かまど)の中で灰にまみれて暖を取り。
「大したもんだ、蛙のしょんべんだアね。」
田にしたものだよ…、そりゃ蛙は田んぼ住まいだから。
「弱ったことには成田山、ほんに不動の金縛り」
弱った困った、「参ったさん、成田さん」で成田参り。
成田山の御本尊お不動様で、不動=金縛り状態って。
「月にスッポン、提灯じゃ釣がねえ」
月と鼈なら提灯と釣鐘→釣りがねエ。
「買った買ったさァ買った、カッタコト音がするのは若い夫婦のタンスの環だよ」
若夫婦は夜の動きが活発。箪笥の取っ手もカタコト鳴り出す。
「寅さんの口上」
http://www.nobi.or.jp/i/kotoba/torasan/tora/01.html
投稿日時 - 2012-11-10 22:47:58
結構怖い話です。
昭和の初め頃年寄に聞いた話ですが、
「けっかい毛だらけ…」がなまって「けっこう毛だらけ…」
になり漢字の結構を当てたとのこと。
その意味は「けっかい」という毛むくじゃらの怪物が
突然現れ、囲炉裏端で寝ていた猫が驚いて跳ね、
囲炉裏に掛っていたやかんをひっくりかえし、湯が
囲炉裏の火にかかり蒸気と灰が立ち込め、猫が
灰まみれになった、というのです。
「ああびっくりした」という時の表現です。
この話は今では伝える人もなく、この意味で使われる
ことも無く、出だしに使う調子のよい「セリフ」になって
しまったようです。
怪物けっかいについては余りにも怖い話で書くのを
遠慮します。
投稿日時 - 2012-11-10 18:41:47
「地口(じぐち)」と言う、ダジャレや語呂合わせの一種です。
だから、「けっこう」にしか余り意味は無く、「毛だらけ~」以下に意味はありません。
従い、「けっこうです」と言う局面で、「けっこう毛だらけ」と言えば良いです。
ただ、この「けっこう(結構)」が厄介もので、2種類ありますね。
良い場合に「大変、結構でした。」と言いますが、不要な場合も「もう結構です」とも言います。
美味しい料理でも出されて、「どうですか?」と聞かれ、「大変、結構でした」と言うと、「ではお代わりを」と言われても、また「いえ、もう結構・・」と言う、非常に便利と言うか、不思議な言葉です。
ご質問の「けっこう毛だらけ」についても、モチロン両方に使えます。
でも、あくまで地口(ダジャレ)であり、良い方の「結構」は、相手を褒めたりする場合に使いますから、使う局面を間違うと、不要の意味(悪い方の意味)と、誤解や勘違いされる可能性があるかも知れません。
褒めたい状況で使う場合は、「ソレってスゴいね。けっこう毛だらけ・・」みたいに一言足して、伝えたい意思を明確にした方が良いかも知れません。
投稿日時 - 2012-11-10 11:50:59
どんな場合かと言うご質問ですが、最初の言葉、この場合は「けっこう」を使う時、あるいは誰かが「けっこう」と言ったのに対する反応だと思います。他の例では
「見上げる」
見上げたもんだよ屋根屋のふんどし
「その手には乗らない」
その手は桑名の焼き蛤
http://kotowaza-allguide.com/so/sonotewakuwana.html
「恐れ入りました」
恐れ入谷の鬼子母神
http://kotowaza-allguide.com/o/osoreiriya.html
などだろうと思います。
投稿日時 - 2012-11-10 03:33:18
結構毛だらけ猫灰だらけ(けっこうけだらけねこはいだらけ)
(講談・寛永三馬術、落語・お直し、能狂言)の一節
意味は「これは結構である」というときに使うが、「いいんじゃないの」とちょっぴり嫌味が入った口上。
「ありがた山のほととぎす」または「おケツの周りはくそだらけ」と続く。
日常会話で使うことはほとんどないでしょう、洒落のわからない人からは顰蹙を買うことになりかねません。
さらに、映画の寅さんでは「結構毛だらけ猫灰だらけ、おケツの周りはクソだらけ、
タコはイボイボ、ニワトリ、20歳(ハタチ)、
イモ虫ゃ十九で嫁に行くときた。
黒い黒いは何見て分かる、色が黒くて貰い手なけりゃ、
山のカラスは後家ばかり、色が黒くて食いつきたいが、
あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときやがった。
どう?まかった数字がこれだけ。どう?一声千円といきたいな
おい、ダメかおら八百、六百、よ~し、腹切ったつもりで五百両っと、持ってけ」と続く。
投稿日時 - 2012-11-10 01:23:20