
スリムになりたい。女性にとってこれほど強い願望はきっとないだろう。なぜならスリム=美しいという図式が成り立ってしまったからだ。
美の前提条件、スリム。
この願望は約100年近く前も同じだったようだ。今から約100近く前に出された痩身用化粧品の広告が話題になっている。その痩身用化粧品とは「痩せる石けん」だ。
「あれ、10年くらい前にも同じような痩身石けんが流行らなかった??」と当時を懐かしく思い出す人もいるだろう。
そう、あれなのだ。
1920年代にイギリスで発売された「Reducing Saop」。この石けんの効果は
「体中の脂肪を、他の部分に全く影響なく取り除きます」というものだ。「食事制限やエクササイズは不要!」など、今でもどこかで見たような・・・コピーが羅列している。
(画像:daily mailより)
しかも「ご満足いただけなかった場合は返金も!」というこれまたどこかで聞いたような言葉まであるのだ。
同時期くらいにアメリカで発売された「La Parle Obesity Soap」も同じ痩身石けんだ。
(画像:daily mailより)
「ツライ食事制限、運動も必要なし!」とやはり食事と運動問題は女性の最大の課題だったのだ。
この時代、痩身石けんが流行っていたのだろうか。オーストラリア・ニュージーランドでも「Mr.Bouchaud's Fat Reducing Soap」が発売されている。
(画像:daily mailより)
この
「ドクター・ブショーの」と付いているあたり、今日流行りの「ドクターズ・コスメ」に似たようなものを感じる。信頼の証、ということだろうか。
まさか100年前も同じようなダイエットのコピーを目にするとは、肥満がどれほど女性に目の敵にされていたかがわかる。
だが、今の我々が確実にわかっていること。石けんでは「ダイエット効果なし」ということだ。
日々女性が目にする美容の広告。100年後、未来の女性たちは現代の広告を見てどうのように思うのだろうか。
「え、肌が白くなる?ないないwww」・・・とか、言われてしまっているかも・・・。
【記事:猫姫】
参照元:
daily mail
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