衛星を使ったインターネット接続サービスのダイレクトインターネットは、「INTEROP」会場の幕張メッセの敷地内にパラボラアンテナを設置、「ターボ・インターネット・サービス」のデモンストレーションを行っている。同社のサービスは「上り」といわれるユーザーからの通信には従来の電話回線を利用するが、サーバーからの「下り」データは赤道上3万6000キロメートルにある通信衛星「PAS−2」を使って配信する。このため、400Kbpsという高速のデータ通信が可能になった。
サービスを利用するためにはアンテナとPCIまたはISA型のパソコン用アダプターカードが必要。価格はセットで4万9800円。同社では顧客として一般の個人ユーザーよりは「SOHO」などのビジネス用途を狙っている。会場のデモンストレーションでは「ファインピクス」形式でスポーツ用品店やレコード店の店内の画像を表示、伝送のスピードを強調していた。
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