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【スポーツ】園田監督 大甘 続投 届かない?15選手の悲痛な叫び2013年1月31日 紙面から 暴行しても園田監督続投!? 全日本柔道連盟(全柔連)は30日、東京都文京区の講道館で上村春樹会長、小野沢弘史専務理事らが会見し、選手15人が女子代表の園田隆二監督(39)と男性コーチから暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題で、事実関係を認めて謝罪した。同監督は2010年8月から12年2月までの間、5件の暴行があったという。全柔連は今月19日付で園田監督と5人のコーチを戒告処分としていたことを明らかにしたが、30日の時点で同監督、コーチ陣を交代させる考えはないという。2月5日に女子代表選手とともに、欧州遠征に出発する予定だ。 耳を疑うような「続投」明言だった。午前の会見で、小野沢専務理事は園田監督の今後について、「指導力もあるし、情熱もあるし、反省している。もう一切しません。私はこの言葉を信じている」と語った。午後には全柔連トップの上村会長も「本人も深く反省している」と留任を支持。「大甘」裁定だった。 全柔連によると、監督は10年8月から12年2月までの間に計5件、男性コーチは1件の暴力行為があったという。「合宿中に集合が遅い、指示通りできないと殴った。試合で勝った後、負けた後も複数回。『日本代表なんだからしっかりやれ』とたたいたことも。棒で小突いたり、勝たせたい気持ちがいき過ぎて手を上げた。ほおを平手打ち、蹴ったこともある」と小野沢専務理事は暴行の内容を明かした。 大阪市立桜宮高のバスケットボール部主将が体罰を受けた後に自殺するなどスポーツ界の指導方針が問題になる中、世界のトップを争う現場でも暴力が横行していた。 全柔連は昨年9月、監督の暴力行為について初めて情報を把握。監督、暴力を受けた選手から聞き取り調査をし、監督には始末書を提出させ、厳重注意処分とした。監督は直接、選手に謝罪をし、約60人のナショナル、シニア強化選手を集め、経緯と対応を報告。全柔連は問題が収束したという認識だった。11月5日、暴力行為があったにもかかわらず、第2次園田体制を発表した。 告発した15選手について、JOCからの連絡では「選手を守るために出せない」と名前が伏せられた。上村会長は「15選手は誰か、調べようとは思わない。でも、選手から聞き取りようがない」と続けた。 今月中旬に文書での戒告処分となった園田監督はこの日、所属の警視庁から呼び出しを受け、これまでの経緯を説明した。当初は、上村会長とともに、会見に出席する予定だったが、全柔連関係者は「警視庁がきょうは会見に出せないと言っている」と欠席。2月5日から欧州遠征を予定しており、近日中に会見が行われる。 PR情報
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