大津・中2自殺:口止め損賠訴訟 父親が改めて精神的苦痛主張 /滋賀
毎日新聞 2012年12月26日 地方版
大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題で、いじめに関するアンケート結果を部外秘とする口止めの「確約書」に署名させられ、精神的苦痛を受けたとして、男子生徒の父親(47)が同市に100万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が25日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。
父親側は「確約書のせいで真相解明に向けてアンケートを使うことができなかった」「息子の無念を晴らすための行動を取れない自分を責め続けた」などとする父親の精神的苦痛を、準備書面で改めて主張。また、父親の本人尋問を地裁に申請した。【村山豪】