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琴似発 長編映画制作を 市民有志の実行委発足 主役は中高生、脚本公募

(01/30 16:00)

「コトニ夢映画制作プロジェクト」について説明する中島洋さん(右)、久住邦晴さん(中央)ら=札幌市役所

「コトニ夢映画制作プロジェクト」について説明する中島洋さん(右)、久住邦晴さん(中央)ら=札幌市役所

 札幌市西区の琴似地区を舞台に長編映画をつくる市民有志の「コトニ夢映画制作プロジェクト」が発足した。地元の中高生を主役とし、脚本は市民から公募する。10月完成を目指しており、メンバーは「『地域発』の映画を全国の劇場で公開させたい」と意気込んでいる。

 琴似に本社がある「くすみ書房」の久住邦晴社長(61)を中心に、中央区で「シアターキノ」を運営する中島洋さん(62)、琴似の商店街や飲食業組合のメンバーら13人で結成した。

 2005年から市内の中学生が短編映画をつくる「子ども映画制作ワークショップ」に関わり、作品の質に手応えを得た中島さんが「地域の人々と協力して長編に挑めないか」と考えて、旧知の久住さんに声を掛けたのがきっかけ。久住さんは「街を元気付ける話」と賛同し、琴似地区の仲間に呼び掛けて協力の輪が広がった。

 作品は70分程度で、琴似が舞台であればテーマは自由。脚本の公募締め切りは3月15日。夏休み期間中に撮影し、監督も中高生に任せる予定で、制作予算600万円は助成金のほか、企業や市民から1口3千円の寄付を募って賄う。

 29日に札幌市役所で記者会見した久住さんは「企画から編集まで地域で完結させ、子どもに夢を与える映画に仕上げたい」と話した。

 問い合わせはシアターキノ(電)011・231・9355へ。(古田夏也)

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