HOME 会社情報 企業の方へ 当事者の方へ 発達障害とは

職場での工夫

ご本人に、そして周囲の方に

職場での環境整備、職業生活全般のサポート機関など、働く上で支えとなる情報をまとめました。発達障害の方が特性を発揮して働くために職場でできる工夫には様々なものがありますが、代表的なものは以下のとおりです。

『TEACCH(ティーチ)法』

米国ノースカロライナ大学でつくられたTEACCH法は様々な現場で取り入れられています。端的に言うと視覚化・構造化です。
発達障害の方は耳でインプットされた情報よりも、目で見た情報の方が伝わりやすいことを活用したコミュニケーション方法です。
具体的には、指示を出すときに、ミニホワイトボードや紙に同時に書きながら伝えたり、ちょっとのことでもメールで指示を出すことを徹底したりするなどです。

メモ帳

『時間と手順の見通し』

これもTEACCH法に準拠したものですが、発達障害の方は予想できない予定や状況に弱いケースがあります。
このため出来る限り予定や手順に見通しをつけてあげると落ち着いて仕事が出来るケースがあります。
(見通しがつかない部分は、「ここは未確定」などと伝えておけば、対応可能な場合が多いようです)

時計

『指示系統を簡略化する』

日本の職場は責任と権限が不明確で、これも発達障害の方の多くを混乱させます。指示系統をはっきりと簡略化することで、本人のストレスを大きく下げるケースもあります。

『昼寝・短時間労働』

発達障害の方は真面目な人が多く、職場で手を抜くということが苦手です。このため昼食時に10分程度でもゆっくりと昼寝ができたり、1,2時間でもフルタイムよりも短めに働けたりすると、安定して長時間業務を行えるケースもあります。

『こだわりにこだわらない』

発達障害の方は自分独自の方法を貫きたいと主張するケースがあります。いわゆるホウレンソウと結果さえ問題なければ本人のしたいようにさせ、周囲があまりこだわりにこだわらないことも必要です。

『五感過敏への対策ツール』

発達障害の方には五感が鋭敏すぎる人もいます。例えばザワザワしたところで上手に相手の話を聞き取れない人は、声以外の周囲の雑音も耳で拾ってしまっている傾向があります。このため勤務中もイヤホンなどを使い弱音で音楽を聞くと効果があります。
またPCや蛍光灯の発する光が苦手なため、サングラスなどを着用すると落ち着く人もいます。

ヘッドホン

『ロジカルに付き合う』

飲み会への同席や昼食時のちょっとした会話など日常的な人付き合いが苦手な人が多くいます。また殆どの人が体育会系のノリを嫌います。
業務で結果さえ出していれば、ロジカルな、サラッとした人付き合いをしたほうがかえって負担にならないケースが多いようです。

『ナラティブ・アプローチ』

自分の論理、自分目線のストーリーに執着しがちな発達障害の方たちに対するアプローチ方法です。複数の立場の違う他者が、例外的な考え方も交えながら複数のストーリーを語りかけ、ひとつのことにひとつの意味やストーリーしか見いだせずに苦しんでいる人たちに新たな視点を与える方法です。

人材紹介・職業訓練などのご利用方法を説明しています。
Kaienからの様々な最新情報を毎月1回配信しています。


お問い合わせ
ニュースレター登録
ご利用の流れ
トレーニング参加者数

126

就業者数

83

社会的価値※

1,166

※Kaien出身者が負担する所得税増加分、
 生活保護費の減少分等の総和

ニュース
Twitter
TEENS
ページトップへ
| 会社情報 | お問い合わせ | 個人情報保護方針 | サイトマップ |
©Copyright 2013 株式会社Kaien. All Rights Reserved.