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海水流入の浜岡原発で炉の金属部品腐食
1月31日 0時22分

運転停止の作業中に大量の海水が流れ込んだ静岡県の浜岡原子力発電所の5号機について、中部電力が調べた結果、これまで見つかっていた配管や設備の腐食のほかに、原子炉の金属製の部品が腐食しているのが見つかりました。

浜岡原発5号機では、おととし5月、政府の要請を受けて原子炉を停止させる作業中に配管が壊れて海水およそ400トンが建物に流れ込み、配管や設備が広い範囲で腐食しているのが見つかりました。
中部電力がその後調べた結果、厚さおよそ17センチの原子炉本体の内側に貼られている厚さ数ミリのステンレスの部品が腐食しているのが見つかりました。
腐食は、去年11月、原子炉の内側を水中カメラで点検していた際に少なくとも3か所で見つかり、このうち2か所は部品を貫通してはいないものの磨いても取れないほどの深さに達しているということです。
5号機では、先月から原子炉のふたが閉められていて、中部電力は安全上問題はないと説明しています。
中部電力は、超音波を使った検査を続け、腐食が進まないか監視することにしています。

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